アタマをよくするかなり確実な方法
先日見学にいらっしゃった保護者の方から、「読書指導『ことばの学校』を受講して日本語語彙力がつくとどうなるのか」というご質問をいただきました。
これが英語だったら、「語彙力がつくとどうなるのか」なんて誰も疑問に思わないと思うのですが、どうも日本に生まれ育った日本人だったら自然と日本語ができるのは当たり前だという思い込みは根強いのかなあと思いました。母国語であろうと外国語であろうと、その上達には後天的なトレーニングが不可欠で、使わなければどんどんできなくなります。
また、ここが大切なところなんですが、語彙力とは知性の大切な一部だということです。
知性とは、身の回りやより広い世界にあることを見聞きして理解したり、自分の知っていることや与えられた情報から物事を判断したりする能力です。語彙力が高い人は、こうした能力も高いと考えられます。
要するに、語彙力が高まれば、頭がよくなるということです。
頭がよくなれば、学業の成績もよくなるでしょう、当然のことながら。
よく、とにかく勉強すれば成績がよくなると思っている人がいます。塾業界の中でも、例えば定期テストは試験範囲が決まっているから、そこだけ勉強すれば成績は上がるなんて言う人がいます。
しかし、小さな袋や穴の開いた袋にものが入れておけないのと同じように、知性の足りない状態でガリガリ勉強するだけでは、それを身に着けられるものではありません。学んだ内容を理解し、頭に叩き込み、それを使って問題を解いたり考えを組み立てて発表したりできるようになるには、相応に頭がよくなっていなければいけません。
ガリ勉やヤマ賭けが当たってたまたまいい成績が取れたというのではなく、恒常的に知的な人として良い成績をとり続けられるようになるためには、知性を高めるための努力が必要だということです。
読書指導「ことばの学校」は、その知性を高める、つまり頭をよくする学習指導として、大変傑出したツールであると言えましょう。なぜなら、語彙力という知性の一部分を極めて効果的に伸ばすことができる学習システムだからです。
では、「ことばの学校」が実際に頭をよくしている証拠を見せろということになるかと思いますので、実際に国語道場で受講している生徒たちの実際の成績推移をお見せしようと思います。
語彙数は、「読書指数診断」というテスト、偏差値は育伸社学力テストの国語と算数2教科合計のものです。「語彙+3,150」とあるのは、2015年度の語彙数の平均値と2016年度の平均値(暫定値)との差、「偏差値+3」とあるのは同様に2015年度の偏差値の平均と2016年度の平均(暫定値)との差です。
前年度、「読書指数診断」や学力テストを一度も受けていない生徒(最近入塾した生徒など)のデータは、比較のしようがないので入っていません。
小3女子 語彙+3,150、偏差値+3
小3男子 語彙+6,300、偏差値+3
小3男子 語彙+7,000、偏差値+2
小4男子 語彙+7,350、偏差値+5
小5男子 語彙+2,800、偏差値+3
小6男子 語彙+6,300、偏差値‐5
小6男子 語彙+4,900、偏差値‐4
小6男子 語彙+5,600、偏差値+10
小6女子 語彙+4,200、偏差値+11
小6男子 語彙+4,900、偏差値+7
中1男子 語彙+1,400、偏差値+2
中1男子 語彙+4,900、偏差値+1
中1男子 語彙+700、偏差値+7
いかがでしょうか。もう、ほとんど「ことばの学校」を受講しない方の気がしれないという成績であると申せましょう(^_^)v
小6で、語彙数が増えているのに偏差値が前年割れしている生徒もいますが、これは受講開始前の語彙数が標準に比べはなはだ少なく、それが多少増えてもまだ偏差値を上げるところまでは達していないからだろうと考えております。これからの頑張りに期待しています。
また、ここから言えることは、小学校高学年まで語彙力不足を放置してしまうと、学業成績を上げられるようになるまで大変苦労をすることになるということではないでしょうか。
上のように、高学年から始められてももちろん大きな成果をあげられる読書指導「ことばの学校」ですが、やはり低学年から学習をスタートさせることをお勧めいたします。なぜなら、上のデータにもありますように、低学年のほうが語彙力を伸ばすことが学業成績を上げることにつながりやすいため、「ことばの学校」を受講するとすぐに成績も上がってきます。それによって、大きな苦労なく勉強に対して得意意識をもって前向きに取り組むことができるようになると考えられるからです。
ちなみに、上記小3女子はうちの娘です(#^^#)
「ことばの学校」を通して読書が大好きになりまして、日本語の語彙力もアップ、しかも学業成績も伸びているということで、大変満足しています。低学年のうちから取り組ませることができて、よかったと思っています。
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