2019年06月12日 23:09

「すべり止め」の方が「第一志望校」よりも進学実績がよかったりする

 今日の午前中は、千葉明徳中学校・高等学校の学校説明会に行ってきました。面談シーズンでいつもにもまして多忙だし、そのうえ私、朝は犬の散歩当番なので、出来れば午前中はのんびりしたいんですがね(^^; しかし、千葉明徳は、週刊誌などでも千葉県内で注目の私学の一つとされていますから、犬の散歩も早めに済ませていってきました。

 千葉明徳中学校・高等学校へは、西千葉地区からですと、京成線のみどり台駅や西登戸駅から一本で通えますね。校地も学園前駅のすぐそば(というかだから「学園前駅」なんですが)です。 

 まず、説明会に先んじて行われていた公開授業を見学。国語道場の卒業生が勉学にいそしむ様を、ウムとうなずきながら見て回りました。

 そして説明会。やっぱりこの学校は説明が上手ですね。

 今から10年以上前になりますけど、千葉明徳の当時の校長先生でしたか、たまに他の私学の説明会にも顔を出していたんですよね。研究熱心だなあと感心した覚えがあります。私も毎年いろいろな私学の説明会に出席していますが、うーん、明徳の学校説明会を視察に来たほうがいいんじゃないかなというところも正直ありますね。

 明徳の説明会で面白いのは、↓のような少々えぐい情報をちらっと教えてくれるところです。

 大学進学実績の比較をグラフ化したものです。一番左が明徳で、その右隣りが県立千葉南高校。そこから先の3校については、私の手書きメモから察してください・・・。

 一番難関の実績が小さくてよく見えませんが、明徳は国公立が5人、早慶上智理科大が9人に対し、南高は国公立0、早慶上智理科大が2人となっています。ちなみにどうして千葉南高校がつるし上げられているのかと言いますと、千葉明徳高校との併願者が最も多い高校だからだそうです。

 千葉南高というと西千葉地区からだとそれほどたくさんは受けない感じがありますが、偏差値だけで見ると検見川と同じくらいですかね。ちなみに、検見川高校も今年度の卒業生からは国公立大学合格者は0人だったそうです。 

 どうですかね。第1志望校が千葉南とか検見川で、併願で千葉明徳を受けるとします。併願推薦で手堅く明徳の合格をもらって、県立を受験して南なり検見川なりに合格しました。さあ、あなたならどうしますか?

 ほとんどの場合、県立の方に行きますよね。でもその選択って本当に正しいんでしょうか?上に紹介したような実態は知っておいたほうがいいなあと思いました。「すべり止め」だと思っていた学校の方が生徒を手厚いケアでよく伸ばしていて、いざ大学受験に臨むころには「第一志望」高校よりも成績が向上しているかもしれないわけですからね。

—————

戻る


お問い合わせ先

国語道場(西千葉)

稲毛区緑町1丁目27-14-202
千葉市
263-0023


043-247-7115
お電話のお問い合わせは、火~土曜日の午後3時~9時
メールは24時間承っております。