「集中が持つかどうか心配です」は大きなお世話
後期の中間テスト直前ということで、国語道場では今週と来週の日曜日、恒例の定期テスト対策学習会「日曜道場」を開催します。
毎月の行事予定は、塾生向けニュースレター「道場だより」でお知らせしていますが、以前ならそれ以外にも一人一人に「必ず来いよ」なんて感じで脅かし半分に告知していたものですが、最近はそんなことをしなくても、日曜道場開始の9:30になるとさっと集まってくる生徒が多くなりました。「成績を上げる!」という意識が、教室全体に高まってきているのを感じます。
毎度のことですが、日曜道場の開始時間の9:30から、終了時間の4:30まで、間に1時間弱のお昼休憩を挟むだけで、ぶっ通しで勉強している生徒もいます。
こう言うと、「そんなに長時間の勉強はかえって効率よくないんじゃありませんか」とか、「集中してやっているんですか」とか、いろいろと疑問に思われる方もいらっしゃるようです。
まあ、結論から言うと、5~6時間勉強なんて普通にできるでしょう、としか申し上げようがないのですが、ここでちょっと国語道場の沿革との絡みで次のようなお話を紹介したいと思います。
国語道場の授業時間は、5年ほど前は1時限が90分だったのです。2時限連続で授業を受けると、180分、つまり3時間になります。
当時は当時で、2時限連続で授業を受けるお子さんの親御さんの中に、「3時間もうちの子が集中してできるでしょうか」というご心配を述べられる方はいらっしゃいました。
さて、現在の国語道場の授業時間は、1時限45分です。2時限連続だと、当然90分ですね。昔の1時限分です。
で、こうなったらこうなったで、2時限連続で授業を受けることになったお子さんの親御さんの中に、「うちの子が2時限もやって大丈夫でしょうか」という心配をなさる方がやっぱりいらっしゃるのですね。
ん~、もう下手をしたら、1時限を15分にして、2時限連続で30分でも心配する人は心配するのではないでしょうか。
90分ぐらいできるにきまってるじゃないですかとしかこちらとしては申し上げようがありません。でなきゃ、今日も6時間テスト勉強をしていったあの子たちは何なんでしょうか?私は幻を見ていたということなんでしょうか?
とにかく、もう子どもにたくさん勉強させることに対する、ぼんやりとした罪悪感を抱くのはやめましょう。私がロシア留学中に出会った外国人の学生たちですけれども、授業の後に課題や自分の勉強に何時間も費やすなんて当たり前のことでしたよ。
何時間も勉強させることなんて無理なんじゃないかとか、親が余計な心配をしないことです。親がそういうことを言ったり、態度を示したりすることで、子どもに、「ああ、何時間も続けて勉強するのは大変で、無理なことなんだ」と思い込ませているようなものですよ。
また、子どもの「数学ばかり同じ教科を何時間も続けてやるのはつらい」とか、下らない泣き言に、安易に同調しないことです。
子どもが勉強できないことについて一顧だに値しない言い訳を並べ立てる原因に、親御さんが考えなしに「あなたには長時間、大変な勉強をするのは無理」といったこと言ったり、そのような態度を示したりしてきたためだと、私は見ています。
とにかく、子どもが何を言おうが、「うるさい。とっとと道場に行って勉強してこい」と家からたたき出してください。それが最も正しい対応です。
5~6時間の勉強なんて、そんなもの誰でもできます。
—————
お問い合わせ先
国語道場(西千葉)稲毛区緑町1丁目27-14-202
千葉市
263-0023
043-247-7115
お電話のお問い合わせは、火~土曜日の午後3時~9時
メールは24時間承っております。