【加筆修正】基本的に高校受験が終わるまで子どもにスマフォは買い与えないほうが良いですが、そうせざるをえない状況になったら・・・
これからは過去に書いた記事を整理しながらブログを続けることにしました。誤字脱字や情報が古いものや勘違いに基づいているものを直したり、良記事をもう一度表に出していこうと思います。
さてさて、うちも結局小6の娘にスマフォを買い与えることになりました(^^; まあ、子育てなんて完璧に親の思う通りにはいかないもんですな。
祖父母がスマフォを新規契約した時に、携帯電話会社からおまけでプレゼントされたタブレットを娘がもらって使っていたんですが、それがあまりにも無軌道になってしまっていました。こうなると完全に取り上げてしまうのはもう不可能。親のコントロール下でうまく付き合わせようという方針になったという顛末。
今回は、このような経緯から、スマフォやタブレットのペアレンタルコントロールについて書いたものを取り上げます。2019年3月18日に出した記事ですが、Androidには有効な保護者管理機能がないと書いていました。これについては状況が劇的に変わっています。すでにご存じの方も多いかとは思いますが、Googleファミリーリンクというアプリがありまして、これによってほぼiOSのファミリー共有と同等の保護者管理が可能になっています。Googleファミリーリンクのリリースは2018年5月にはすでに行われていたようですが、ネット上の情報をざっと見る限り広まったのが昨年の春くらいだったようで、今回再掲する記事を書いていた時に、私が十分認識していませんでしたm(__)m
Googleファミリーリンクは親(管理者)用アプリと子ども用アプリとありまして、親用アプリはiOS版もあります。つまり、iPhoneやiPadなどからも子どものAndroid端末を管理できるんですね。子ども用アプリのレビューには、管理されている子どもたちからの怨嗟の声がたくさん届いていて、なかなか笑えます。
今回、Android でも有効なペアレンタルコントロールが可能ということを知って、娘にはAndroid機を買いました。そしてさっそくファミリーリンクを導入してみました。環境は、親:iOS12、子:Android8.1です。率直なところ、初期設定は面倒くさかったです。というかかなり分かりにくいです。マニュアルの通りに作業が進みませんでした。ぐちゃぐちゃやっているうちにいつの間にか設定が完了したという感じでした。しかし、ひとたび完了すれば、あとは問題なく動作しているという状況です。
では、ここから補筆修正した過去記事を掲載します。
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今から20年前ころは、子どもの「勉強の敵」と言えばテレビでした。私も当時は保護者の方々に、子ども部屋にテレビを置くことだけはやめてくれと言っていたものです。
その後インターネットが信じられない速さと規模で普及し、「勉強の敵」としてのテレビの存在感はずいぶん小さくなったように思います。私自身も最近はテレビでは毎週決まった番組を見るくらいになりましたし、テレビが一日中つけっぱなしになっているというご家庭もだいぶ減ったのではないでしょうか。
その一方で、テレビなんかよりもはるかに強力な「勉強の敵」が現れました。
それはネトゲ、ついでSNSです。
「ネトゲ」というのは、オンラインゲーム、ネットゲームのことですが、単独プレイヤーが時間つぶしにちょこちょこっとやるようなものではなく、インターネット上で不特定の人々とつながって冒険をしたり戦場を駆け回ったりするたぐいのゲームを指すことが多いようです。
悪いことは言いません。とにかくお子さんには「ネトゲ」はやらせないようにしましょう。偏差値20くらい余裕で下がります。「ネトゲ廃人」という言葉がありますが、やり始めたら最後、際限なく時間とエネルギーをゲームにつぎ込む中毒者になります。報道されているように、世界保健機関(WHO)は昨年、ゲーム依存を正式に疾病と認定しています。お子さんがすでにハマってしまっているということでしたら、あらゆる手段を使ってやめさせましょう。逆に、お子さんがネトゲをやるのを親御さんが止めないのであれば、お子さんの成績が悪いくらいのことは目をつぶってください。
ネトゲについでお子さんの成績に悪い影響を及ぼすのはSNSです。小・中学生はLINEですね。
これは、集中力を削ぐところが問題ですね。自分は勉強中でも、誰かがグループなどに投稿すると通知が出ますね。それでなんだろうと思って見てみる。それからまた勉強を再開しようとするとまた新たな通知が来る。そのうち勉強そっちのけで新しい通知が来ていないかスマフォばっかり気になるようになる。もちろんこんなことでは勉強になんかなりません。
お子さんが、勉強はしているようなんだけれども成績がいまいちだということがありましたら、「勉強」と言いながら机の横にはスマフォが置かれていないかということを確認しましょう。ちなみに、国語道場では自習室で長時間スマフォをいじっているようなことがないよう、監視カメラを設置しました。
そもそもスマフォは高校受験が終わるまで子どもには買い与えないのがいいと思います。ついでに、酒は大学受験が終わるまで飲まないこと。確実に記憶力が悪くなりますからね。
とはいえ、子どもに押し切られてスマフォをなんとなく買ってやらなければいけない状況になっているご家庭は少なくないでしょう。「スマフォを買い与えるな」と言われても、現実にはなかなかそう簡単には行かないところもありますよね。
iPhone なら、[設定]から[ファミリー共有]でお子さんを登録して、[スクリーンタイム]でお子さんのフマフォの利用状況をリアルタイムで監視したり、アプリの利用時間を制限したり、スマフォを使えない時間を設定したりすることが簡単にできます。
子どものスマフォの利用制限というと、携帯電話会社で契約する段階で行われるものがあります。ご存じの方も多いと思いますが、これは無線電話回線を使ってインターネットに接続するときだけのものです。多くのご家庭では Wi-Fi 接続を利用していることが多いと思いますが、こちらは携帯電話会社でかけられる規制の対象にはなりません。スマフォを買ったときに「制限をかけた」から大丈夫だろうと思っていたら、家でお子さんがスマフォを使いまくっているなんて時は、多分この状況だと思います。スマフォそのものに制限がかけられないとしょうがないんですね。
春の面談で何人かの保護者の方にお子さんのスマフォの使用状況を伺ったのですが、 iPhone を使われていても、スクリーンタイムによるお子さんの管理方法をご存じない方が結構いらっしゃいました。大変もったいないので、今すぐにでもこれはぜひ使っていただきたいと思います。
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