この癖のある子どもは極度の成績不振になりやすい?
東京の塾で講師として働いていた時に担当していた生徒。
授業中にシャープペンシルの先などで手の指の爪の根元をえぐっている。
爪の根元と皮膚の間に隙間が空いていて、爪全体が指の中に陥没しているように見える。指先の皮膚はところどころめくれて、血がにじんでいる・・・。
その子は極端に学力が低かった。正負の数の計算や、英語のbe動詞と一般動詞の違いといったごく初歩的なこともなかなか理解できないといった感じ。
ほかの講師とも協力していろいろと取り組んだんだが、教えたことがどんどん闇の中に消えていくようで、少しもできるようにならない。問題演習となると、問題を解いているよりも爪をシャープペンシルでえぐる時間の方が長いのではないかといった体で、見ていてなんだか空恐ろしく感じられることもあった。彼は今頃どうしているのか、心配になることがある。
程度の差こそあれ、なぜだか爪の根元の皮を剥いてしまう癖のある子どもが結構いるものだなというのに気づいたのは、彼に出会って以来だ。この癖のある子どもに共通しているのは、極度に学業成績が悪いということだ。
かねて気になっていることなのであるけれども、爪の周りの皮膚を傷だらけになるほど剥いてしまう癖と学力との関係について、本当のところどうもよく分からない。それについて調べた記事に出会ったことがないからだ。私の探し方が悪いだけかもしれないのだけれども、何かご存じの方がいらっしゃったらご教示願いたい。
爪の根元の皮のことを甘皮というらしい。大人でもこれを剥いてしまう癖を持つ人がたくさんいるようだ。で、自覚しててもなかなか治らないという悩みを抱えている。
ネットで検索すると、原因はストレスという意見を多く見かける。なかなか難しいもののようだ。
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