すべては初めての体験
今朝がたのひどい風雨で、学校はどこも休校になってしまったみたいですね。
私の自宅のほうでは、ルームもお休みになったために、お勤めのお母様方が困っていらっしゃいました。
ここ数年、左太もも正面の真ん中辺に、時折針で刺すような痛みが出るようになりました。放っておくと数分で治まるので、特段診てもらうということもなく過ごしていたのですが、ネットの情報で、結構まずい病気なのではないかという情報に出くわしました。
なんでも、痛みの周辺の血流が良くなく、最悪そこから先が壊死して、切断しなければいけなくなるかもしれないとのこと。
いささか不安になり、今朝がた近所の病院に行ってきました。
見立てとしては、血管系の深刻な病気ではなくて、腰の椎間板に軽いヘルニアがあって、それが神経を刺激して痛みが出るんじゃないのかということでした。ε-(´∀`*)ホッ
椎間板のヘルニアと言っても、強い外傷があったわけでもないので、普段の姿勢とか、生活の中の動きの癖とかが重なって、段々とそういう症状が出てくるものなのかなというふうに理解しました。まあ、「個性」の一種と言っていいんでしょうか^^;
しかしまた、毎日の動き、生活習慣が積もり積もって何らかの症状が出るということは、ただ生きることそのものが、いいことも悪いことも何らかの新しい何かを生み出しているものなのだとも言えそうです。
戦後千葉県が産んだスーパーヒーローである長嶋茂雄さんが、還暦を迎えてのインタビューで、
「初めての還暦を迎えまして」
という名言を残されたそうですけど、これってちょっとおかしいけどよくよく味わってみるとなかなかいい言葉だなあと思うんです。
「初めての還暦」という言い回しが滑稽に思われるのは、還暦はたいてい生涯に1回きりなので当たり前じゃないかという意味でもあるのでしょうけれども、それ以外にも還暦を迎える人なんかそこいらへんにいくらでもいるから珍しくないということもあると思うんですね。
でもですよ、そのそこいらへんにいくらでもいる還暦のおっさんおばちゃんの一人ひとりが、それぞれの人生で一回きりの還暦を初めて経験しているんですよね。その経験というのは、一人ひとりにとっては決して小さいものではないんじゃないかと思います。
そこいらへんに同じような境遇の人はいくらでもいる。だけど、その一人ひとりの経験は、その個人にとってはとても大きな問題であると。長嶋さんの言葉はそこのところをうまく言い表せていると思います。
「まあ、歳を取ってくると段々とそういうことが出てくるもんですよ」
と、太ももの神経痛で病院に行って、そこの老医師にそのように言われて、はたとこんなことを考えました。
また、振り返って、道場の子ども達やその親御さん方のことを思いました。
塾なんかをやっていると、子どもたちというのはまあこういうもんだという類型化が頭のなかにできてくるわけですよ。そうすると、親御さんが、
「うちの子はこんなんで大丈夫でしょうか」
といったご相談を頂いても、
「随分と心配症だなあ」
なんて感想が頭をもたげることもあるんですね、正直。
しかし、こういう感覚はいかんなあと改めて反省させてもらいました。太ももがちょっと痛くなって、いやこれは足切断だなんて大騒ぎしている自分も似たようなもんですよね。
いずれの親御さんもお一方お一方が、常に子育ての中で初めての経験を繰り返しているんですよね。そのお気持ちにきちんと向き合っていけるようでなければと思いました。こういう意味では、神経痛なんかにもたまには感謝しなければいけませんね。
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