2020年06月18日 23:06

そんな日本語力のままでお勉強ばかりさせたって、成績なんか上がるわけないじゃないですか

 コロナ騒ぎでいつの間にか今年の春は過ぎ去っていって、もう6月も残り10日ほどになっています。

 4月に実施された、日本語語彙力・読解力テストである「読書指数診断」、これもとっくに返却されていました。今回のテストでみごと語彙力30,000語突破を達成したのは、

轟町中学校 かずや君

です。よく頑張りましたね。おめでとう!

 日本語力。大事に決まっているじゃないですか。

 日本語力をたとえるなら、スマホやパソコンのOSのバージョンがどれくらいかということですよ。

 高機能な最新のアプリは、古いOSじゃ動かないですよね。常にスマホやパソコンを最新の状態にアップデートしていないと、新しいアプリはそのうち使えなくなってしまいます。

 勉強もそれに似たようなところがあります。

 日本語力が低いということは、学年が進むにつれて新たに学ぶ内容を理解したり、それを使って考えたり、問題を解いて答えを出すということがどんどんできなくなるということなんです。

 だから、子どもたちには、それぞれに応じてどんどん日本語力をアップグレードできるような学習が、常に必要だということです。こういうことがきちんとできているお子さんであれば、あとはその時その時に習うことをきちんと練習していけば、自然とできるようになるし、成績だって相応のものが取れるに決まっています。

 こういうことが分かっていない親御さん、残念ながら少なくないなあと思います。

 子どもの成績が芳しくないのは、本人のやる気がないからじゃないかとか、集団塾じゃついていけないから個別指導の塾や家庭教師がいいんじゃないかとか、こういうトンチンカンなことを言っている大人は、けっこういますよね。本当に分かっていない。

 国語道場が、国語専科の塾ではなくて、5教科対応の塾だとうたっているのはそんなわけです。国語力を伸ばしつつ、その学年に応じた学習をしていくことが肝要です。

 ちなみに、上に紹介した「読書指数診断」で、これまでに日本語語彙力30,000語以上と判定されたお子さん方の4月実力テストの成績ですが、平均偏差値が64.3でした。学力成績は、全体の上位8パーセントというところですね。

 お子さんに本当の学力を身につけさせたい、成績をあげさせたいということでしたら、まずは日本語力です。この当たり前のことに、もっと多くの親御さんにお気づきになっていただきたいですね。

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