2018年02月23日 22:17

ちゃんと「さようなら」が言えますか?

 連日、ご新規のお問い合わせ、無料体験授業、入塾面談のお申し込みをいただいております。

 このホームページも、毎日1,000件を優に超えるPV数をいただいております。国語道場のような、西千葉地区ローカルの零細塾のホームページを、こんなにたくさんどなたがご覧になっているのだろう。ひょっとしてサイバー攻撃かと不安になることもあります(^^;

 今日も、ホームページの管理会社から、「お前のところはアクセスが多いから、契約をアップグレードしろ」というメールが送られてきました。いずれにしましても、本当にありがたいことです。感謝申し上げます。

 昨日は、中学から5年以上通ってくれた高3生たちの最後の授業でした。

 授業の最後に、お母さまも駆けつけてくださいました。記念に1枚。

 彼らは春からそれぞれの道に向かって進んでいきます。本当に頑張ってほしいなと願っています。

 それにしても感心したのは、生徒が、これまでの感謝と感想、これからの抱負について、私や担当講師一人一人の正面に立って、きちんと話してくれたことです。こういうことは、ふつうはなかなかできないのではないでしょうか。

 私の好きな詩に、このようなものがあります。作者は高田敏子。

 すすきの原

さようなら さようなら

すすきの穂のくり返す

さようなら

 

ひがな一日

すすきは 風に

さようならを おくりつづけている

 

ごめんなさい

私はあなたに あのような

美しいさようならを したでしょうか

 

あなたにも あなたにも

いつまでもああして

手をふりつづけていたでしょうか

 

私はうかつにも

別離がいつもあることに気づかずに

すぎてきたように思う

 こうして引用していても涙が出そうですね。

 若いうちというのは、今日ともにいる友達と、明日も明後日も未来永劫にいつも会えて、語り合ったり遊んだりできるものだと思いがちです。

 しかし、まあ、私も50歳近くにもなってくると、もう何十年も会っていない昔の友達がいたり、かつてお世話になった先生が、しばらく疎遠にしているうちに、突然亡くなったといった知らせを受けることがあったりします。

 「いつも一緒にいられる」というのは決して永遠ではありません。そういうことを身にしみて感じる今日この頃。

 だから、昨日の生徒のように思いのたけをきちんと言葉にして卒業していった若者を見て、心底感心してしまいました。自分が彼と同じくらいの年齢の時に、このようなことができただろうかと。そして、彼のような生徒が通ってきてくれていたことを、本当に誇りに感じました。

 これからの人生でも、こうしたことを大切にしていってほしいなと思いました。いや、彼ならきっと大丈夫でしょう。

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