2019年11月10日 19:24

一人ひとりに合った学習指導

 今日は定期テスト対策学習会「日曜道場」第3ラウンド。来週定期テストがある幸町第一中と千葉大附属中の生徒が主な対象でしたが、すでにテストの終わった緑町中の3年生や再来週にテストが予定されている緑町中の1・2年生も参加してくれました。朝9:30から終了時刻の16:30までぶっ通しで7時間頑張った生徒もいて、定期テストに向けた並々ならぬ思いのほどがうかがい知れました。本当に国語道場生はよく勉強しますね。私は中学・高校とあまり勉強してこなかったので、わが生徒ながら、本当に立派な子どもたちだと尊敬の念さえ覚えます。

 この「日曜道場」では、特に試験直前の生徒に対しては、自分で持ってきた教材を自主的に進めさせるのではなく、私がポイントとなりそうなところをピンポイントで課題として出し、課題を見極めて指導することが多いです。やはりまだまだ中学生、自分に甘いというか、自分のできていないところを自ら見つけ出すことができていないことが多いからです。

 今日来てくれていた生徒の中でもそんなことがありました。例えば、中2の一次関数でどうも正答にたどり着けないことがあったので、よくよく見てみると、分数の項のある一次方程式の解き方を忘れていたのです。ただちに一年時の数学の問題から類題を持ってきて練習させました。それによってど忘れしていた一次方程式の解き方を思い出して、元の一次関数の問題もできるようになりました。

 テスト直前期。一通り試験範囲の勉強は終わっているはずなんですが、意外なところが盲点になっているということはよくあります。それをこちらが突っ込んで掘り起こして改めて練習させることで、何とか本番で得点を拾わせられたということもしょっちゅうです。もしあの時、あの生徒の弱点に気づいていなかったら・・・と思うとぞっとするようなケースも多々あります。

 こうして基礎基本のところをぎりぎりのところで確認できて、危ういところを切り抜け、本番では得点につなげられる生徒もいれば、さらに学びを深めていく生徒もいます。この辺は生とそれぞれの状況に応じて、臨機応変に個別に最適な指導を心がけています。

 ある生徒は、中2の理科の電流と磁界の範囲で、なぜ電力会社から家庭や事業所に送られる電気は交流のほうが良いのか教えてほしいと言ってきました。

 中学の学習課程では、とりあえず電力会社から送られてくる電気は交流と覚えればよいことになっています。一応の説明として、「変圧が容易だから」と書いてある程度です。

 しかし、このような子どもの知的好奇心にはしっかりと向き合ってあげたいものです。高校の物理基礎の内容になりますが、変圧の仕組みは中学で習う「右ねじの法則」や電磁誘導の原理を知っていれば理解できるものなので、詳しく解説を行いました。説明を聞いて納得できたようで、すっきりしたようです。

 ちなみに、この内容についてはNHK高校講座に分かりやすい説明がありました。補足のプリントには、変圧器の仕組みも書かれています。興味のある方はご覧ください。

 国語道場では、もちろん普段の授業でも一人一人の学力に応じた個別に最適化された学習指導を行っているわけですが、「日曜道場」のような学習イベントにおいては、さらに一人ひとりに応じて、不足している部分を補充したり、さらに発展的な内容を知りたい生徒にはその解説を行ったりしております。

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