中央大、上智大・・・難関大学に続々合格する国語道場の卒業生
授業と面談の準備をしていたら、3年前に国語道場を卒業したM君がひょっこり教室に入ってきました。
「先生、お久しぶりです!」
もう高校卒業なんですね。早いものです。もともとしっかりした感じのお子さんでしたが、さらに頼もしくなっていました。
「中央大学の法学部に受かりました。」
「えっ、ホントに?すごいじゃん!」
ご存じの方も多いと思いますが、昨年から都内の私立大学文系学部は非常に入りにくくなっています。文科省が、私学助成金打ち切りをちらつかせ、各大学に定員の厳格順守を求めているからです。
私が学校説明会で訪れた私立高校でも、友人知人の塾でも、以前だったら十分合格できた学力の受験生が軒並み不合格になっているということで悲鳴を上げています。早慶レベルの子がGMARCH、GMARCHレベルの受験生が日東駒専という状況だという声さえあります。
今年は昨年不合格になった浪人生も参入していて、さらに厳しい状況だと言われています。M君が合格した中央大学法学部と言えば、同大学の看板学部。ただでさえ難関ですが、去年・今年の状況で合格できたというのは本当にすごいことです。
ちなみに、中央大学というのは、どうも私は分が悪く、高3のときも浪人のときも落ちているんですよね。まあ、高3の時はそもそもまともに受験勉強というものをしていなかったので、当たり前といえば当たり前でしたが^^;
「あと、同期でNさんっていたじゃないですか。」
「うんうん。」
「彼女は上智に受かったそうです。」
「あ゛?マジで(◎o◎)?」
いや~、すごいですね。本当にびっくりしちゃいました。上智は、わたくし受けようと思ったこともない大学ですが、早慶上智と並び称せられる、都内私大最難関です。
高校受験では県立船橋高校や、大学受験では上智大学、中央大学法学部と、私が受けられなかったところや不合格になったところに、生徒や元教え子が次々と受かっていきます。
自分の生徒たちに抜かれていく。指導者としてこれほど嬉しいことはありません。
九州の覇者を目指して、関ヶ原のドサクサに領土拡大を企てる黒田如水。ところが関ヶ原の合戦は、わずか数時間で東軍勝利で終結。その東軍勝利のきっかけとなった小早川秀秋の西軍裏切りの約束を取り付けたのは、何と息子の黒田長政だった。名軍師黒田如水が自分の息子の策略に負けたときの、なんとも清々しい気持ちがよくわかりますね。
国語道場は、言うなれば塾長の私の「タラ・レバ」が詰まった塾です。ああ、あの時、あの頃、こんなふうにこんなことを頑張っていれば、希望の高校も受けられただろうし、浪人もしなくて済んだだろうし、もっと評価の高い大学にも行けただろうなあという、ある種のノウハウがいっぱいある塾です。
失敗だけが人間にとって教訓になりうるものであるならば、勉強で失敗をたくさんしてきている私の経験は、多くの子どもたちにとっての「転ばぬ先の杖」になるでしょう。私のアドバイスを素直に受け入れてくれるお子さんであれば、間違いなく学校の勉強でも受験でも大きな成果をあげられるはずです。
そもそも教育とは、教える者よりも教えられる者の方がより偉大なものになっていかなければならないはずのものです。そうでなければ世の中の発展というものが起こりえないことになってしまいますからね。そのために、私は、まずあらゆる学びの基盤としての国語力を子どもたちの中にしっかりと鍛え、身につけさせることを第一とし、そして子どもたちを自ら学ぶ人間に育てることをモットーとしています。
大学進学を報告に来てくれたMくんですが、
「本当に、国語は誰にも負けませんでした。」
なんてわざわざ言い残してくれました。いや、泣かせるのう(´;ω;`)
こういうことをわざわざ言いに来てくれる心が嬉しいですね。私のやってきたことが、報われた思いがいたします。
これからも、教え子たちが自分よりももっともっと大きな存在に成長していけるように、塾の仕事を頑張っていこうと思います。
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