中学生の国語の成績を上げる
地元西千葉地区の第1回定期テスト・前期中間テストまであと3~4週間という時期になってきました。
国語道場では、数学・英語・社会・理科については普段から学校の授業の予習を行っていますが、国語に関しては、平生は学校と関係なく実力をつけるための学習指導を行っています。
こと、ここ1年で、生徒一人一人の現状の日本語力に合わせて使うテキストも違うという指導に、完全に移行しました。どうしてそういうことができるかというと、学年別語彙力診断というものがありまして、一人一人について、現状の日本語語彙力が何年生相当かということが把握できるようになっているからです。
中学生の学習指導ですから、最終的には高校入試に対応していなければいけません。そうすると、いかに初見の文章を正確に読めるかということが大切になってきます。
そういう力をつけるためには、国語に関してだけは、学校の授業の予習復習だけでは分量も内容も少なすぎて話にならないのです。よって、普段は国語の実力をつけるための、完全個別対応の指導をしているというわけです。
定期テスト対策はどうしているかというと、テスト1月前頃から予想試験範囲の学習に入ります。
普段の授業で国語力を培って、定期テストに向けた学習で培った実力を発揮させる、というやり方です。
そんなわけで、ぼちぼち第1回定期テスト・前期中間テスト予想範囲の問題に取り組ませているんですが、昨日も急激に力を伸ばしている生徒がいて、驚きました。多少長めの記述問題も苦にせず、しかも正確に問われていることに答えられています。
もともと国語がどうも苦手だということでお預かりしたお子さん。語彙力診断をやってみると、たしかに小学校中学年くらいの語彙力でした。
そこで思い切って普段学習用のテキストは易しいものを選び、徹底的に記述問題をやらせてきました。
「易しい」と言ってもその子の現状の日本語力からするとちょうどよいテキストでした。大変熱心に取り組んでいてくれて、授業→宿題(復習)→確認テストまでの流れの中で、毎回ほぼ完ぺきに各単元をマスターしながら進めてきてくれていました。
さて、いよいよ定期テスト対策学習です。普段の学習が完ぺきとはいえ、今の学年の教科書レベルの問題はそれよりも難しいはずです。普段の学習で培った力がどれくらい通用するか。私も少々ドキドキしておりました。
しかし、実際取り組ませてみると、上にも述べた通り大変素晴らしい出来。ほっとしたと同時に、うれしくなってしまいました。
どういう点がいいかというと、普段の易しめのテキストで学んだことをきちんと実践しているところです。設問で問われている部分に印をつけ、自分の解答が適切なものになるように配慮していたり、自分の答えの根拠となる本文の部分に傍線を引いたり、それを四角で囲ったりと、しっかりと実践しています。
もう一点、普段の学習で徹底的に記述を行っている成果かなと思われたのは、自分の言葉で簡潔に書けているところです。一見模範解答と違うように見えるのですが、使っている単語が違うだけで、内容が正しい文が書けているのです。
自分の言葉でさっと書ける。これ、実は今の子どもたちが非常に苦手とするところなんですよね。
問題文の中にある言葉を適当につなぎ合わせて、自分でも何を言っているのか訳の分からないことを書いたり言ったりしてしまうお子さんは少なくありません。何か国語の学習を勘違いしているんじゃないのかなと思ってしまいます。
文章を読んで理解したこと、伝えたいことを、自分の言葉で簡潔に言ったり書いたりできるようにする。これが国語学習の基本ではありませんか。
まさにその点での成長を見せてくれたというところで、大いにうれしかったし、国語道場の中学生向けの新しい指導方法に大いに手ごたえを感じたところです。
定期テスト本番に向けて、さらに磨きをかけていきます。
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