今の中学生、「電話帳」なんて知りませんよね
お母さま方にとって年内最大の難関である夏休みももう少しで終わりですね。本当にお疲れ様です。埼玉県の春日部駅には、こんな広告も出ているそうです。
かあちゃんの夏休みはいつなんだろう… 春日部駅のポスターが話題に
学校があんまり好きじゃないお子さんだと、そろそろウツウツしだす頃でもありますね。夏休みはだれにとっても過ごし方が難しい時期だと思います。
私の場合、子ども時代は特に計画的に何かするということもなく、何となくぼーっと過ごして終了ということが多かったですね。がつがつ勉強していた浪人時代でも、大手予備校では平常授業がなくなって、勉強のペースが乱れてしまうのが嫌でした。
そういうこともあって、国語道場では普段から通ってくれている塾生にとっても勉強のペースが乱れないように工夫しているつもりです。いや、平常時以上にガリガリ勉強できて、そしてそれがもっと先に進められたり、じっくり取り取り組めるように努めています。
今年は、中3受験生を中心に学習ペースが順調な生徒が多いです。中学の学習範囲はすべてとっくに終わっていて、標準レベルのものなら総復習もこの夏に終わってしまって、これからの時間をふんだんに入試問題演習に使える生徒もいます。個別指導では生徒一人一人の理解度や進み具合に応じて授業ができます。一斉指導だったら、他の生徒と同じ進度に合わせなければいけませんから、こういうことはできませんね。
そのせいか、昨日の県立そっくりもぎの自己採点結果は、全員前回の実力テストよりも数十点得点がアップしていました。まあ、マイナス思考の塾長としては、あんまりこのような結果が出てくると、けっきょく全体の平均点も上がっているのではないかということが気になってしまうのですが(-_-;)
中学の学習過程が一通り終わって、さらに総復習も終わった生徒は、「電話帳」という教材で学習します。ご存じの方も多いとは思いますが、旺文社の『全国高校入試問題正解』のことです。入試問題がぎっしり詰まった分厚い本で、ちょうど昔の『ハローページ』に似ているので、そのような愛称がついたのでしょう。
私くらいの世代の人間は、これを「電話帳」と呼ぶんですが、よくよく考えたら今の中学生、「電話帳」なんて知らないですよね。スマフォの連絡帳のことかなと思ってしまうかもしれません。
考えてみると、昔はすごかったですね。世帯主の名前から電話番号、住所まであいうえお順に載ったデータ本が、無料で、毎年、本人に何の了承もなく配られていたんですからね。この間このことをうちの子どもに話したら、びっくりしていましたよ。
「電話帳」という呼び方も考えなくちゃいけませんね。
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