今の小6が高校受験の時に公立高校入試が一本化!
すでに新聞などでも報道されていますが、近年新聞をとっているご家庭が大変少なくなってきていますので、こちらでできるだけ詳しくお知らせしておこうと思います。
11月6日(火)、今年度3回目の千葉県公立高等学校入学者選抜方法等改善協議会(入試改善協)が千葉県教育会館で行われました。過去の記事でも触れましたが、この「入試改善協」は、千葉県教育委員会による公立高校入試の実施方法の方向性について関係者(公立・私立の高校、教職員組合、保護者などの代表)に報告し、その意見を聞く会です。
千葉県の公立高校入試については、前期・後期制から一本化への変更を希望する声が強くなっている一方で、教育委員会がなかなか制度を変更しようとしないことをこれまでもたびたびここでお知らせしてきましたが、今年度最後の入試改善協において次のようなことが専門委員より報告され、急転直下その方針が採用されることになりました。
①現在の入試は2月中旬と3月上旬の2回検査を実施しているが、それを2月下旬の1回のみとする。
②検査は2日間に分けて実施し、1日目に3教科の学力テスト、2日目に残り2教科のテストと面接・作文・適性検査・独自問題のうちどれかを実施する。
③実施開始は2021年度(平成33年度)入試から、つまり現在の小学6年生が高校受験をするときからとする。
④志願変更ができる。
⑤学力検査をインフルエンザなどで受けられなかったものに対しては、追検査を実施する。
ひとことで言うと、現在の前期入試が志願変更もできるようになって2月下旬に実施されるというイメージでしょうか。
前期・後期入試の前身の特色化選抜が決まったころは、県教委にもリーダー的な人がいたので、様々なことがバンバン決まっていきましたが、一本化の決定には随分と時間がかかった印象があります。決まってみれば、推薦入試のようなものもなくなって、ずいぶんと思い切った変更になったなと思いました。
公立高校入試が2月下旬に1回になることで、ひょっとすると現在1月中旬に行われている県内私立高校入試も遅くなるかもしれませんが、今後とも最新の県内高校入試情報を随時お知らせしてまいります。
今後予想されることですが、公立高校入試がすぐにでも一本化されるというデマを流す人が出てくるかもしれません。今回の入試制度の変更は、2017年現在小学6年生以下の人が対象です。現在中学校に通うお子さんには関係ありませんので、くれぐれもご注意ください。
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