他人のチェックが入るから伸びる
昨日の記事の発表会ネタの続きです(^^;
わが子ながら、娘のピアノ演奏がたいそう素晴らしかったため、気分が盛り上がって今日は何年かぶりに自分のフルートを引っ張り出して吹きました。J.S.バッハのパルティータやモーツァルトの四重奏曲などを適当にヒャラヒャラ吹いたり、家内とモーツァルトのピアノ協奏曲の一部分を一緒に合わせたりしました。まあ、海外旅行から帰ってすぐの時期、「よし、やっぱり英語を勉強しなおして、もっとしゃべれるようになるぞ」などと思うようなものでしょうか。
今回の発表会で娘の演奏の良かったところは、音楽的に豊かだったことです。「音楽的に豊か」とは、単調に楽譜にある音をただ出すのではなく、音の強弱をつけたりテンポを揺らしたりして生き生きとした演奏ができていることです。このように言うのは簡単ですが、実践するのが実に難しい。素人の思い込みでやってしまうと、何ともセンスのないダサい演奏になってしまうこともあります。
娘の場合、最後の1か月間だけでもその音楽の豊かさは飛躍的に向上したのですが、これはやっぱり指導者の先生のお力によるものです。どういうことかというと、的確にコツを教えていただいたということです。
今回娘が挑戦した曲は、ロマンティックで夢想的な音楽だったのですが、どうも単調で行進曲のような雰囲気の演奏になってしまうという課題がありました。それに対して彼女の先生は、どの音を強く弾いてどの音を控えめに弾くとか、伴奏の左手の和音の中で、どの音をちょっとタイミングを遅らせるとよいとかいったことを教えてくれていたのでした。
そしてそれを実践していくことで、ただ正しい音で引けているだけの演奏が、本当に音楽的に豊かなものに大変貌したのです。いつも練習に付き合って聞いていた私も本当に驚きました。やっぱり、あらためてちゃんと人に見てもらうことの大切さを実感しました。
最近のネットマガジンの記事に、地方公立高校から東大に合格した学生さんが自分の経験を書いたものがありました。娘のピアノ演奏の上達ぶりのこととも関連して、非常に興味深く読みました。
この記事の著者の学力が向上した(具体的には作文・記述が上達した)のは、高校の先生に頻繁に自分の書いたものをチェックしてもらっていたからだということでした。他人のチェックが入ることで向上するということは、私には大変説得力がある意見に思われます。
国語道場の生徒たちには、道場に来てからの通算の偏差値の伸びが+10ポイント以上というものはざらで、+20ポイント以上というものも珍しくありません。国語道場は、集団一律一斉指導式にものを教えるのではなく、授業・質問は完全にマンツーマンで教え、生徒たちは自分の好きな聞きやすい先生を選んで教えてもらうことができるようになっています。
国語道場の子どもたちの学力・成績が向上するのは、自分の勉強内容を高校の先生に頻繁にチェックしてもらっていたという東大生の学習法に近い、非常に効果的な指導方法をとっているからと考えられます。
うちに娘のピアノも、国語道場の子どもたちの成績も、伸びる理由がよくわかりました(^^)
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