千葉市小学校音楽発表会に行ってきた
小4の娘のクラスが出場するということで、今日の午前中は市民会館大ホールで行われた小学校音楽発表会に行ってきた。
午前の部は、娘の小学校のほかに緑町小、弥生小、轟町小、千葉大附属小、幸町小といった西千葉周辺の小学校が出場していた。
国語道場の生徒たちの顔もちらほら。生き生きと歌を歌ったりや楽器演奏をしたりする姿を見ることができた。みんなようがんばっとる。
トリは千葉大附属小だったんだが、全員が正しい音程で歌えるということに驚かされた。多くが、ピアノやヴァイオリンなどの楽器を教わっていたり、コーラスに参加していたりするのだろう。個人的な音楽スキルの高さを感じた。
小学校音楽だと、ただ「元気に大きな声で」歌いなさいと言われることがあるものだから、しばしばがなる子どもが出てしまう。しかし、附属の子どもたちは、力の抜けたきれいな発声で、なおかつ音程が正しいものだから、本当にきれいなハーモニーを作ることができる。
声変わりする前の子どもの声は、人生でこの時期に出せない声。大人の女声がいくらまねてもできないものだ。その声でこれだけきれいなハーモニーを聞かせてもらえるというのは本当に幸せなことだ。
幸町第三小学校の音楽劇「美女と野獣」。不覚にも私、涙がこぼれてしまった。
とにかく一人一人の声がでかい。それでいてがなり声でなく、優れた俳優の発声のように力強かった。ソロのセリフも市民会館大ホールの後方座席まで響き渡り、トゥッティで声が合わさるとその音圧は圧倒的なものがあった。
それに、なんといっても子どもたちの、「音楽が大好き」といった気持ちがあふれんばかりの姿がもはや感動的。
短い時間の中に小劇、合唱、器楽演奏を織り込んだ構成。器楽演奏は、いかにも小学生がやりそうな曲ではなく、ミュージカルのなんともしゃれた和音が出てくる音楽であったが、それをいかにも楽しそうに子どもたちが演奏しているところを見ていて、私、目がうるんでしまいによく見えなくなってしまった。老眼だろうか。これ、出場しているお子さんの親だったら号泣ものだったんじゃないか。
幸町三小と言えば、かの田川伸一郎先生の薫陶を受けた、千葉市では数少ない吹奏楽の名門。
田川先生の指導を、実は私おっさんになってから一度受けたことがある。
私の出身高校が、現在東日本学校吹奏楽大会2連覇中で、いつの間にか吹奏楽の強豪になっているんだが、そこの定期演奏会に卒業生との合同演奏というコーナーがある。昨年の練習に参加したときに、部の顧問の先生のつてで田川先生がレッスンにいらしていたというわけ。
先生の指導は、音楽そのもののすばらしさを子どもの心に響かせ、そこから子どもが本来持っている力を引き出して、技術的にも人間的にも成長を促すと言ったらいいだろうか。音楽のレッスンでこれほど感動した経験はかつてなかった。こんな素晴らしい先生の指導を受けられる子どもたちは、本当に幸せだなと思ったものだ。
幸町三小には、今もそうした優れた指導の伝統が生きているんだろうか。
まあ、本当に朝からすばらしいものを見せていただいた。感謝感謝。
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