千葉県公立高校前期選抜 的中したことと反省点
一昨日から国語道場の新規塾生募集のチラシを入れさせていただいております。連日お問い合わせをいただいておりまして、昨日1日だけでも3件のご新規のお問い合わせ、入塾面談のお申し込みを頂戴いたしました。まことにありがとうございます。
大人気の読書指導「ことばの学校」ですが、昨年後半ごろから満席の時間帯が増えていて、新しくお入りいただくことが難しくなっておりました。
しかし、このたび新たに1台分機材を導入いたしましたので、現在のところほぼすべての時間帯にご新規でお入りいただけます。どうぞこのチャンスに、楽しみながら日本語の読む力と語彙力を確実に伸ばせる読書指導「ことばの学校」をお始めになってはいかがでしょうか。
さて、昨日9日は千葉県公立高校前期選抜の学力検査日。ということで、夕方から恒例の自己採点会が実施されました。
国語道場は、千葉学習塾協同組合に2002年より加盟しています。そのおかげで、入試当日にその試験問題が入手できるんですね。
ですから入試が終わって夕方に受験生たちが道場に集まってくるころには、私もすでに同じ問題を解き終わっているという状態になっています。
今回の国語の問題ですが、かねて私が授業中などに言っていたことが的中しましたね。
詩が出る。たぶん鑑賞分(説明文との複合)形式で出るんじゃないか。
そんな風にかねがね予言していたんですが、実際には、なんと聞き取り問題*と物語文との複合で出ました(^^;
*厳密にいうと、聞き取り問題で詩が流れたのではなくて、特徴的な話し方をする男性が出てきて、そのしゃべり方が、詩の表現技法でいうところの倒置法に当たるということを選択させる問題でした。
詩(俳句や短歌などの定型詩も含めて)は、千葉県の公立高校入試では長らく全く出題されませんでした。ですから、特別の対策をしてこなかったという受験生や塾は少なくなかったんじゃないでしょうか。
その昔、千葉県の公立高校の入試では漢文の出題が全くない時期が続いていました。
それで私も、特に中3の途中から入塾してきてあまり時間がないという生徒たちに対しては、「漢文は出ない」ということで指導をすっ飛ばしていたこともありました。
それが、10年前くらいでしたか、突然出題されだしたんですね。
その時の経験から、「◯◯は出ない」という思い込みで指導をすることは絶対にしないぞ、ということで日々指導を続けています。
その結果、今回詩(俳句)とそれに関連する問題が出題されて、詩を飛ばさずにきちんと取り組ませてきてよかったなあと思いました。模試でも取ったことのない高得点を取ってくる生徒も何人もいましたし。まあ、それは詩だけの問題ではないと思いますが。
とはいえ、一点反省点もあります。行書の書き順が出るとは思ってもみませんでした。
今の時代に見当はずれな出題と言えないこともないのですがね。周知のとおり、ここ数年、文科省は、国語(と英語)については読む・聞く・話す・書くの4技能を伸ばすことを重点に掲げているんですね。
行書の書き順なんてそのどれに該当するのかなと考えると、ズレた出題だったといえるのではないかと思いました。そもそも子どもの何の力を見たかったのかがよく分かりません。
ただ、私個人的には、「◯◯は出ない」という思い込みで指導はしないと思っていたわけで、そういう意味では私が甘かったといえるわけです。その点で、まだまだ私も修行が足りないなと反省しています。
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