原点としてのVもぎ見直し会
一昨日10日(日)は、中3受験生のための今年度最後の「Vもぎ見直し会」でした。「Vもぎ見直し会」とは、模試の当日中に、その全問を解きなおすというイベントです。
第一志望が私立の一般受験の生徒は模試を回避しましたので、1月の会場模試を受けたのは公立第一志望の生徒たちだけでしたが、その私立第一志望の生徒たちも、はたまた中学1・2年生も自習に来てくれました。
模試の見直しをなぜその日のうちにやらせるか。何度も言っているかもしれませんが、私自身、大学浪人時代に模試の見直しを必ず当日中に行っていて、それが大変効果的であったからです。
なぜ当日中か。理由は簡単で、模試の見直しにかける時間など、受験生ならば模試当日しかないはずだからです。私の場合は、そのほかの曜日はすべて予備校の授業とその予習復習で埋まっていましたし、それは道場の受験生も同じです。その日のうちにやらなければ、なんだかんだ理由をつけて結局やらなくなるでしょう。
ということで、模試の見直しを必ずやろうということは、塾の仕事を始めた20年以上前から子どもたちには言い続けてきたことではありますが、それではなぜ生徒を呼び出して、強制的にやらせるようになったのか。
それは、模試の見直しというタスクは、中学生が自主的に取り組むにはまだまだハードルが高いものだからです。とにかく面倒くさいし、とてつもなく時間がかかる。
実際問題、勉強をしないとどうなる、試験に落ちたらどうなるといったことに、中学生はまだまだそれほど切迫したものを感じられないことが多いです。だから平気でさぼる。比較的容易な学習タスクでもさぼってやらないことがあるわけですから、模試の見直しなんて大変なことは自分からやらないだろうなんてことは想像に難くありません。
そういうわけで、中学生の間は無理やり道場に来させて見直しをさせる。それが「Vもぎ見直し会」です。
自宅で一人でやっていればどうしてもさぼってしまうけれども、道場で仲間たちと一緒であればがんばれますよね。
ふだん道場では、授業中の不規則発言は厳禁なんですが、「見直し会」では友達同士の教えあいもOKです。
このような感じで、一人ひとりが自分が納得できるまで、時間と手間を惜しまずに模試の見直し学習を実践しています。
ひるがえって今思うと、現在の国語道場のシステムの起源は、この「Vもぎ見直し会」にあるなあと気づきます。
国語道場は、中学生は授業料定額で授業追加し放題の個別指導塾なのですが、このシステムは、「Vもぎ見直し会」で実践してきた、勉強は時間と手間を惜しまず、自分が納得できるまでやるということに由来しています。
よくあるチェーン個別指導塾のように、授業を増やすごとに追加料金がかかることから、教室長さんが生徒に効果的な勉強をさせることよりも、授業時間を増やす=売上を伸ばすことばかりに血道を上げているシステムとは一線を画します。
次の定期テストのある教科の範囲が、教科書のどこからどこまでと指定されたとします。次のテストで成績を上げるためにはどういうことをしなければならないでしょうか。
テスト範囲の問題を一通り勉強する。そんなことは当たり前ですね。
試験範囲の基本用語などを覚えられているかどうかのチェック。そんなことも当たり前ですね。
問題集を一回りやったとしても、一発ですべてできるということはそうそうないでしょうから、出来なかったものを再度時間をおいてやってみる。これも当たり前ですね。
「やって当たり前」。でも出来ない。面倒くさいし、自力では挫折しそう。計画的に取り組めずに、中途半端なところで試験を迎えてしまいそう。そういう子どもたちに、本当にやるべきことを徹底的にやるよう応援したいですね。
国語道場ならそれが可能です。追加料金の心配はありませんから、自分のペースで、自分の納得ができるまで勉強できます。分からないところは個別に教えます。周りでみんなが勉強しているから、くじけずにやり遂げられます。
こんな風に、自分が納得いくまで徹底的に勉強するという経験が中学時代にできるというのは貴重ですよ。大学受験ともなると、泣けてくるほど勉強しなければいけませんが、中学時代にこれだけやったという経験は、そのときにもきっと生きてくるでしょう。
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