国語力がなければ勉強はできない。ではそれをどう伸ばし、どう測るのか?
多くの皆様には信じられないかもしれませんが、現実に中学生の約半数は、教科書レベルの日本語の文章を正確に読み取ることができません。学校や塾などの現場で子どもたちと接している人々は、皮膚感覚として納得していただけることかもしれませんが。
これについて実態が明らかにされつつあることは、以前の記事にも言及しました。国立情報学研究所が実施したリーディングスキルテスト(基礎読解力検査)の予備調査の結果、どうやら本当に中学生の約半数は、教科書レベルの文章も正確に読めていないということが明らかになったのです。
そりゃあ、勉強もできなくなりますよね。
でも、皆さん。実際にお子さんの成績が「やばい」ということになった場合、どのように対処なさいますか?
ほとんどの方が、塾に行かせたり、家庭教師に来てもらったりして、数学や英語などの学科の勉強をさせれば、成績が上がるんじゃないかなどと思っていらっしゃるのではないでしょうか?
とんでもない。いくらそんなことをしても、結果はほとんど変わらないでしょう。なぜなら、問題の核心はそんなところにはないからです。
問題は、日本語の力なのです。それなのに、塾に通わせればなんとかなるのではないか、塾だったら1:2とか1:1とかで「自分の子どもに合った指導」をしてもらうとか、「やる気スイッチ」とやらを押してもらうとかすればよくなるのではないかなどと考えるのは、なんとも残念な発想と申し上げるしかありません。内臓の病気でどんどん痩せている患者に、その内臓の病気を治すことを考えるのではなく、たくさん食べさせようとするのと同じようなものです。
現在、2020年度より実施される学習指導要領が作成されているところですが、あらゆる学びの基盤としての国語力の重要性が強調されることになるようです。
報道によりますと、昨年中教審によって出された答申に、
低学年では学力差の背景に語彙の量と質の違いがある
と言及されているのだそうです。
塾の現場で見ていて、これは紛れもない事実ですね。低学年の学力は、ほぼ語彙力です。語彙力のある子は成績が良く、ない子は成績が悪いです。
で、「私は勉強ができる」、「僕は勉強ができない」という自己意識はだいたい小学校低学年のうちに形成され、高学年、中学校での勉強の出来不出来につながっていっていると思いますよ。
新しい学習指導要領では、語彙力格差が小学校低学年時の学力格差につながっている、だからそれをなくさなければならない、そのためには読書指導が大事だといった方向で固まるようですね。でも、どうやるのか具体的なことは全く謎です。例によって、また現場の先生に丸投げになるのでしょうか。
その解決策はもう出ていますと、私は宣言いたします。それは、国語道場がご提供する読書指導「ことばの学校」です。
260冊の本の中から、お子様一人一人の現状の国語力にぴったり合った本を利用した読書指導を行っております。幼稚園年長さんから始められるようにデザインされております。現在国語道場では、新小学1年生から新中学3年生までのお子様が受講し、あらゆる学びの基盤である日本語語彙力、読解力を育てております。
では、その日本語力がどれくらい伸びているのかを測ることができるのか、とおっしゃるならば、「ことばの学校」は可能ですとお答えします。
それが、来週から国語道場でも実施いたします、「読書指数診断」です。
「読書指数診断」とは、読書指導「ことばの学校」が実施している日本語語彙力・読解力テストです。
「ことばの学校」を受講していただきながら、この「読書指数診断」を継続的に受検していただくことで、お子様の日本語語彙力がどれくらい伸びているのか、読む速さと正確さがどれくらい向上しているのかを、デジタルでお示しすることができます。
読書指導は、現在様々なものがあるかと思いますが、この「読書指数診断」のような全国規模で、相当の受験者数を持った日本語力調査がセットとなっている読書指導は、「ことばの学校」が唯一であると思います。ほかにありますかね。あったら教えてください。たぶんないですよね。
このように、国語道場では、2020年実施の学習指導要領に書かれるであろう未来の学習指導法をすでに実施して今年で4年目に入ります。未来の学習指導法ですが、今現在の子どもたちの学力問題にも一番効果があります。
これからも、国語道場は、読書指導「ことばの学校」を通して、地域の子どもたちの学力向上にますます貢献してまいります。
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