2019年05月23日 23:31

国語道場では一人一人の国語力に合わせた学習指導が可能です

 昨日から「読書指数診断」の関連業務で大忙しになっております。

 何しろ成績処理だけでも膨大な事務量なうえに、今回語彙力アップを達成した子どもたちには、そのレベルに合った新しい教材を使わせてあげなければいけませんから、新しい教材の発注業務あり、教材が変われば今度は指導内容も変わってきますから、指導方針を記した書式を一人一人準備する業務あり・・・というわけです。実は教材発注業務はまだ終わっておりません(^^;

 今回の「読書指数診断」で、大幅語彙力アップ、語彙数30,000語達成の生徒が誕生したことはもちろん大いにうれしいことなんですが、それ以外にもうれしいことがありました。

 国語道場の国語の授業は、完全に無学年式で、現状の日本語力に合ったテキストを使って個別に指導しています。そうするとどのようなことが起こるかと言いますと、中学生であっても、本来小学生用に開発された教材を使うケースが出てきます。

 このようなわけで小学生用のテキストを使って1年以上頑張ってきた生徒たちがいたのですが、この度めでたくそのテキストは卒業と決まりました!もちろん、「読書指数診断」の成績が良かったからです。語彙力が一挙に数千語増え、十分に中学生用のテキストを使って学習できるだけの国語力に到達したことが判明しました。

 確かにここのところ記述問題や作文の文章が格段に上達していました。最近は定期テストも近いので、試験範囲の学習をさせている(つまり中学レベルの内容を解かせていても)のですが、内容をきちんと読解できていて、問題の答えに対応する部分を文章中からちゃんと探せていて、なおかつ問いに対応した答えが書けるようになっていたので、実力は向上しているだろうという皮膚感覚はあったんですが。まさかここまで成長してくれているとは。

 「国語道場では中学生でも容赦なく小学生用の国語のテキストを使わされるのか、いやだなあ」と思われるかもしれませんが、自分の国語力に合ったテキストを開き直って使ったほうが、断然力がつきますよ。逆に、中1だから「中1」と書いてあるテキスト、中3だから「中3」と書いてあるテキストなんて感じで与えているだけだと、十分に国語力のついていないお子さんの場合、文章が難しくて読む気がなくなり、読み飛ばしたり、全然読まなくなったりする習慣がつくので、その方が本当は危険なんですよ。まあ、ほとんどの塾ではそうやっちゃっていると思いますが、だから国語が伸びないんですね。

 統計的にも明らかなんですが、はっきり言って中学生の半分は、中学の学習を身につけられるだけの十分な日本語語彙力を持っていません。だから本当はみんなきちんと小学生用のテキストを十分に読めるように練習したほうがいいはずなんです。だけど、日本の自動進級の制度ですね。できようができまいが、身についていようがいまいが上の学年に進級しちゃうという制度があるために、本人に合っているかどうかが無視されてしまっているというのは、なんとも残念なことだと思います。

 国語道場では、この「読書指数診断」を実施しているおかげで、上はそれこそ超中学生級のテキストを使うところから下の学年のものから勉強するところまで、一人一人にフィットした学習指導ができています。

 第1回定期テスト・前期中間テスト明けあたりから、今回アップグレードが決まったお子さん方については新テキストでの指導が始まることになりますので、よろしくお願いいたします。 

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