国語道場では授業中雑談はしません。勉強ばっかりしています。それでも子どもたちは「楽しい」んだそうです。
夏期講習が始まり、連日たくさんのお子さんたちが元気に通ってきてくれています。満席の時間帯も多く、お申し込みやお振替などでご不便をおかけしております。申し訳ありません。
夏期講習から参加してくれているお子さんのほとんどが、今の段階ですでに夏休み後の継続の意思を表明してくれいています。ありがとうございます。これからも一緒に頑張りましょう!
継続する理由として、「道場での勉強が楽しい」という感想を伝えてくださるおうちの方もいらっしゃいます。
これについては、とてもうれしく思うと同時に、意外と言えば意外、当然といえば当然といった感想を持ちます。
ちょっと何を言っているのか分かりにくいですね。ちゃんとご説明します。
「塾での勉強が楽しい」なんて、勉強とは関係のないおしゃべりばかりしているんじゃないのか、なんて思われる方もいらっしゃるかもしれません。
それは全くそうではありませんで、一言で申しまして、国語道場は、授業中はもう勉強ばっかりやっている塾です。雑談はほとんどしません。
「意外と言えば意外」と申しましたのはそういう理由です。国語道場の子どもたちは勉強ばっかり、中学生ともなるとそれこそ何時間も勉強ばっかりしています。たしかに、暗記事項とそのチェック、問題演習と丸付けなどがテンポよく進み、快適に学習できる工夫をしているとはいえ、子どもたちが「楽しい」と言っているのは、人によっては不思議に思われることでしょう。
今日の授業でも、何時間も勉強を続けている子どもたちが、「う~ん、疲れた」などといいながらも、実にいい表情をしています。こちらがそう思っているだけではなく、実際に「楽しいと言っています」、「夏休み後も続けたいと言っています」とご家庭から感想を伝えていただいている以上、本当にそうなのでしょう。
しかし、上にも述べたとおり、私に言わせればこれは当然・自然のことなのです。本来「勉強はしなきゃいけないものじゃありません。したいと思うもの」だからです。
こんなことも分かっていない人は、少なくないかもしれません。
勉強が楽しいと思うなんて、そんなのは優等生だけだなどと言い張る人もいるかもしれませんが、それは明確に間違いだと申し上げたいです。国語道場は、入塾テストを行って「優等生」だけを選抜している塾ではありません。それなのに、子どもたちは、夏休みならそれこそ10時間近くでも勉強し続け、それを「楽しい」、「夏休み以降も続けたい」と言ってくれるのですから。
私も一時期勤務したことのあるチェーン個別指導塾ですが、多くの場合これらの塾では授業中の雑談がマニュアル化されています。授業の中で、必ず勉強とは関係のない話をするように、室長やアルバイト講師を教育しています。
それはなぜか。それは、勉強とは「つまらないもの」であり、「愚かな」子どもたちを飽きさせ、退会されないようにするためには、息抜きをさせなければいけないという、思い込みがあるからです。人間というものを分かっていないのです。
大切なことは、「うちの子が何時間も勉強を続けるなんて無理なんじゃないかしら」といった余計な心配を大人がしないことです。勉強なんて面白くない、子どもが喜んでやるようなものじゃないと思っている大人の方は、子どもたちに間違った観念を感染させないように、子どもの勉強に一切かかわらないほうがいいとさえ、私は思います。
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