塾は「意味ある失敗」を重ねるところ
先日の記事で、1月の実力テストで大いに成績を上げた生徒たちを紹介しました。しかしながら、不本意な成績を取ってしまった子どもたちが若干ながらいることも事実です。
「今回のテストは失敗しちゃいました~。できなかったところを見直したら、そんなに難しくなくて・・・(*_*;」
と大いに悔しがっていました。
そうですね。こういう「失敗」はいいんじゃないでしょうか。
いやいや、塾がテストで失敗させて、「いいんじゃにでしょうか」とは何事かと思われる方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、私は、塾はむしろ「意味ある失敗」を重ねてもらうところだと思っています。
上の、1月の実力テストで「失敗しちゃった」という生徒ですが、失敗の原因追及がとても具体的でした。これはとても印象的に頭に残るはずです。ですから、次回以降同じような問題が出た時に、もはや同じ失敗を繰り返すことはなく、確実に得点源にすることができるようになるでしょう。
こういう「意味のある失敗」は、どんどん道場でやってほしいなと思っています。
なんといっても最終的な目標は入試での志望校合格です。「解法を知っていたけどテストで思いつかなかった」、「このように考えたけど考え方が違っていた」、「考え方はあっていたけど、ここでミスをした」・・・。これらのような「意味のある失敗」は確実にお子さんの勉強経験値を上げてくれます。むしろ「失敗」を繰り返すことで、入試の成功に近づいていると考えていいと思います。
一方で、意味のない失敗もあります。
「よく分からなかったので適当に「イ」を選んだ(やっぱり違った)」、「何となくこれかなと思った(けどやっぱり違った)」・・・。こういうものは、本当に何の意味もない失敗と断言してよいでしょう。こういうことを繰り返しても、勉強の経験値は全く上がりません。はっきり言って寝ていた方がましです。
ちなみに、このようなテキトーに答えを出すような問題の解き方をしていると、国語道場では、私塾長から、
「ここの答えはどうして『イ』になったのかな?考え方を説明してみて。」
とネチネチと質問攻めにあって、火だるまになっていただくことになっております。
千葉県公立高校入試前期選抜学力検査まであとわずか。なかなか思い通りにできないことがあっても、それはきっと「意味ある失敗」です。最後の最後まで考え抜いて、勉強に取り組みましょう。きっとそれまでの「意味ある失敗」たちが、本番であなたを助けてくれます!
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