塾はやっぱり人が大事
久々の更新になりました。
冬期講習に向けてご新規の方のお問い合わせや学習相談、無料体験授業、ご入塾のお手続きを立て続けにいただきまして、おかげさまで先週はそれの対応で大変多忙でした。
それに加えまして、ちょうど先週の日曜日は、千葉の塾の先生方を招いての勉強会を主催しなければなりませんでした。ちなみに、国語道場の私は、千葉学習塾協同組合個別指導の会の責任者なのです( `ー´)ノ
この勉強会では、様々なテーマについて話し合われたのですが、一つの大きなテーマに、現在のAIによる学習指導がありました。
AI、IT支援による学習指導の技術やコンテンツの発達は日進月歩、最近はなかなかすごいものも出来上がっています。生徒の学習履歴から、苦手な単元をコンピュータが自動的に発見して、それを重点的に学習させるなんてこともできるようになっているそうです。
なるほどなかなか立派なものだということが分かったのですが、AIによる学習指導には、致命的な欠点があります。それは
国語は教えられない
ということです。
ま、「国語が教えられない」なんて言うチェーン個別指導塾はそこいらにたくさんありますが(/ω\)
現在の技術の延長上にある限り、コンピュータはキーワード検索式にしか文章を「理解」することができません。だから、
「幕府は、1639年、ポルトガル人を追放し、大名には沿岸の警備を命じた」
と
「1639年、ポルトガル人は追放され、幕府は大名から沿岸の警備を命じられた」
の二つの文の違いが判別できないんですね。下の文は、幕府が大名に命じられるなんて完全にナンセンスな文章で、人間だったらおかしいとすぐに分かるところですが、コンピュータには、上の文も下の文も使われている単語がほとんど同じなので、同じ内容の文章だとしか取れないのです。
どれほどAIが発達しても、つまるところ国語だけは教えられないというわけです。
国語道場では、公立中高一貫校入試でも公立高校入試でも非常に重要な国語の記述力を、マンツーマンでちゃんとした答案が書けるようになるまで粘り強く指導しています。最初のうちは、言葉足らずだったり、余計な内容が入っていて簡潔でなかったり、設問の指示からずれていたりといった答案を子どもは書いてくるものですが、丁寧に答案を検討し、手直しをさせ、適切なものになるまで書かせる練習をさせています。
これは人間が教えるから可能なことなのです。
今日、日曜日(15日)も、国語道場は朝から冬期講習の授業を実施しました。朝一からラストまでぶっ通しで授業を受けている生徒もいました。国語道場の子どもたちは本当によく勉強します。
見ていると、子どもたちどうしでちょっとしたところは教えあっていたり、「頑張ろう」なんて励ましあっていたり、とても良い雰囲気でいっしょに勉強を頑張っています。そしてお昼休みには、みんな和気あいあいと一緒にお昼ご飯を食べていたりします。
ああ、この雰囲気はAI教師の塾にはないだろうなあと思います。勉強は、突き詰めれば一人でやるものではありますが、ともに励ましあいながらやることで、自分一人で取り組むよりも、もっと長く、たくさん頑張ることができると思います。
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