塾長が少々困ってしまうお尋ねとご依頼
面談やメールなどで、保護者の方々から様々なご相談をちょうだいします。可能な限りご希望に沿えるように力を尽くしております。しかし、中には対応いたしかねるものもございます。その代表的なものをご紹介させていただきます。それは、
「おすすめの自習教材を教えてください」
「家庭用の自主学習の課題を出してください」
です。
念のために申しますと、国語道場では授業で原則として毎回宿題が出ます。対応できないのは塾の管理下にない学習課題を出すことです。
これ、私も若いころはこのようなお尋ねやご依頼を受けますと、かいがいしく対応したものです。おすすめの自主学習用教材をあれこれご紹介したり、家庭の自主学習課題を計画してご提供したりしました。
しかし、今は一切やりません。なぜか。
まず、きちんとやる人が誰もいなかったからです。教材を紹介したり、学習課題のご提案をした後の面談で進捗具合をうかがってみますと、まずほとんど何もやっていません。こういうのを依頼した側はあっけらかんとしたものです。悪びれもせず、「いや、まだやっていません」とか、「全然進んでなくてー」などとお答えになります。
私も若かったので、そういう時はがっかりしたり、腹も立てたりしたものです。せっかくこちらがあれこれ考えてあげたのにと、思ったものです。
しかし、こんな風に腹が立つのは、私の認識不足による思い上がりだという風にそのうち気づくようになりました。
そもそも親御さんが個別指導の塾を検討している時点で、そのお子さんはひとりでコツコツ教材を進めるような学習方法が苦手な人なわけですよ。そうであるならば、どれほど「良い」教材であってもただそれを勧めるだけではそのお子さんにとっては意味がないし、1週間ごとの塾の宿題以外の課題を出したところで、やるはずがありません。
「おすすめの教材」や「1週間の課題」を求めてこられる親御さんに対し、そのような学習法はお子さんにはあっていないことをまず理解していただいて、そのような自主学習課題ではなく、塾に来て勉強する時間を増やすようにお勧めするべきだったのです。
そのようなわけで、国語道場といたしましては、現在塾でチェックできる範囲にない学習課題は一切ご提案しておりませんm(__)m
国語道場の宿題は、毎回の授業の復習です。それを毎回きちんと取り組んでいっていただければ、必要な知識や技術がしっかりと身につくのに十分な質と量を備えております。まずはそれを完璧にこなすよう努めていただければと思います。
そのうえで、なおかつ学習量を増やしたいというご希望がありましたら、道場の授業を受ける回数を増やすことをお勧めします。中学生の標準コースでしたら、もともと授業料が定額ですので、受講回数を増やしたところで授業料は変わりません。小学生も、通塾回数を週1回増やしても、授業料は2,000円程度しか授業料は変わりません。
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