2019年07月26日 23:35

大学入試が大混乱!英語は、学校レベルのことをやっていては、渦中に巻き込まれてしまう?

 2021年以降の大学入試制度ですが、皆さんちゃんとフォローできていますでしょうか?今の高校2年生から、逆に言うと今の高3以外全員に関係する話です。

 現行の大学入試センター試験に代わって実施予定の大学入学共通テスト。国語と数学で記述式解答が求められる予定でしたが、数学のそれは延期されることになっています。

 そしてこれはつい最近のニュース。

全国高等学校長協会(全高長)は文部科学省に対し25日、英語民間試験の活用への懸念を早期に解消するよう求める要望書を提出した。実施方法の確定や周知、居住地や家庭の経済状況で受験機会に差が出ないような配慮などを要請。「次年度のことなのに、全く先が見通せないほどの混乱状況だ」と訴えた

 この全高長は結構力がある団体のようで、現行のセンター試験の実施は彼らの要望で1年延期されたのだそうです。こうなると、大学入試への英語民間試験の導入も遅れるなんてことが起こりうるんでしょうか。

 英語民間試験導入については、すでにスケジュールも公開されているので、こういう団体の動きこそが「混乱状況」を引き起こしているようにも見えますが、いずれにせよ、関係者全体が前向きに協力して話が進んでいるという状態ではないのは確かなようです。

 実際、英語民間試験の成績を入試の合否に使うかどうかについても、国立大学の中でも態度がまちまちです。まず、旧帝大の東北大学はこれを使わないとしていて、横浜国立大学などが英検3級レベルでも出願して構わないとしています。後者については、横国大に英検3級レベルでは入れるということではないです。英語民間試験の成績は認めず、1次試験と独自問題で判断する、要するにこれまでと同じにするということですね。一方で、地元千葉大学は民間試験成績の採用に積極的です。

 いったいどうすりゃいいのよと言いたくなりますね。一番迷惑するのは受験生です┐(´д`)┌ヤレヤレ

 かねてお知らせしている通り、国語道場は「英検」の準会場登録校です。塾生以外にも毎回塾外からの受検生も受け入れて実施しております。

 その経験から言えることなんですが、大学入試制度改革がいかに混乱していようとも、あるいは混乱しているからこそかもしれませんが、小学生の英語学習熱は大変高まっていて、英語力もちょっと以前と比べてもかなり向上していると思います。たぶん、数年後には英検準2級くらいは小学生が普通に取得するものになると思います。

 英語のよいところは、大学入試がどうなろうと関係なく学べるものとして存在することですね。世界中の人々とコミュニケーションをとる技術として、英語を話す能力を身につける勉強はできます。普通に、使える英語を勉強していかれればよいのです。国語道場でも、OLECO英語という形で十分に対応しております。

 逆に、大学入試はどうなるんだろう?たいして何も変わらないのではないかなどと変に期待して、従来通りの使えない英語学習を続けていく方がリスクが高いと思います。仮に大学入試が変わらないなどということになったとしても(まずそれはありえませんが)、すでに現時点で日本人の多くの子どもたちの英語力がかなり向上しているのですから。

 ちなみに、国語道場では8月の実力テストより、小学5・6年生も英語のテストを全員受けていただくことになっています。恐らく、現時点ですでに大きな英語力の差がつき始めているのではないかと予想しています。このことをまず明らかにして、適切な指導を実施していく所存です。

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