2018年01月23日 11:11

大学受験新テストでの、英語外部検定の有効期限

 2020年度より現在の大学入試センター試験に代わって新たに「大学入学共通テスト」が始まる(実施は2021年1月)のはもう皆さんご存じですね。今の中学3年生が、留年せずに無事進級していけば、受けることになります。

 いきなり話がそれますが、現在高校1年生以上の学齢のお子さんが留年したり浪人したりして、この新テストを受験することになる場合ってどうなるんでしょうね。問題の傾向が大きく変わることや英語の外部検定が必須になることなど、仕組みが劇的に変わってしまうので対応が極めて困難だと思われるのですが・・・。過年度生のために新テストと別に現在のセンター試験みたいなものも用意してくれるなんてことはあるんでしょうか?この辺がいまだによく分かりません。ご存じの方がいらっしゃいましたら、教えてくださいm(__)m

 さて、話を戻しまして、この「大学入学共通テスト」。英語については、英検などの外部検定と新テストの両方を受けることに当面なりました。

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO22215350T11C17A0MM0000/

 つまり、現在の中学3年生の皆さんが国立大学に入りたいと思ったら、英検などの外部検定で一定の成績を上げ、なおかつ2021年1月に英語の共通テストも受けなければならないということです。

 なんだか面倒な感じですが、とにかくそのように決まっております。

 それでもって、英検などの英語の外部検定をいつ受けたらよいのかということですが、高3の4月から12月の間に受けるということになったようです。

https://benesse.jp/kyouiku/201801/20180119-1.html?_logitter_sns_id540923=2

 しかもこの期間の2回分の検定結果だけが有効となるようですね。

 英検2級くらいなら中学生でも持っているお子さんは結構いるので、何で(・・? という気もしてしまうのですが、期間や回数を無制限にしておくと、経済的に恵まれた家庭の子どもが、英検やらTOEFL、GTECだのTOEICだのと受けまくられると、そういうことのできない家庭の子どもが不利になるからということらしいです。

 受けまくったところで実力がなければ成績も上がらないでしょうから、受けまくる人がいるのは別にそれはそれでいいんじゃないの?という気もするんですけどね。英検の結果は通常2年間有効とされていることもあるので、いささか納得のいかないところもありますが、まあ、とにもかくにもそのように決まったということです。

 現在高校受験でがんばっている中学3年生の皆さん、進学後やる気満々なところで、高1で英検2級なり準1級なりを受けても、2021年の大学受験の時にはその結果は無効になってしまいますので、ご注意ください。

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