2016年07月25日 23:40

子どもが経験させてくれること

 緑町中学校吹奏楽部の皆さん、金賞受賞おめでとうございます!これを励みにさらなる技量の向上に頑張ってください。

 さて、この時期は、毎年高校野球選手権千葉大会を家族と一緒に見に行くことを楽しみにしています。

 今日、月曜日は国語道場の定休校日です。そこで、QVCマリンフィールドで行われた準決勝第1試合、市立習志野高校対市立船橋高校の試合を見に行きました。

 私は高校時代は吹奏楽部に所属していましたから、野球も楽しみですが、両校の吹奏楽の応援を聞きに行くという楽しみもありました。皆様ご存じの通り、習志野高校は吹奏楽コンクール、市立船橋高校はマーチングコンテストにおいて、最高評価を毎年のように受けている学校です。

 試合の方は、6回の裏に市船が4点をとり、それを守り切って勝利。明日の決勝戦に進出しました。

 以前高校野球関連のツイッターの投稿で、高3の夏の大会で野球をやめる子どもたちはおよそ8割にも上ると聞いたことがあります。

 高校の野球部員というと、ほとんどが小学生のころから野球をやっている子どもたちでしょう。中学や高校から初めて野球を始めるという人は、あまり多くないのではないかという印象を持っています。

 そうすると、この夏の大会で1つの高校が敗退するたびに、その子どもたちが小学生のころから続けてきたものが、次々と終わっていっているということなのかと・・・。考えてみると、毎年この時期、すさまじいことが起きているんだなと思わずにはいられません。

 うちの息子も、一時期地元の少年野球チームに入っていたことがあるので、少年野球の子どもたちとそれを支える親御さんたちがどんな感じで頑張っているかというのはよく知っています。いや、本当に大変ですよね。土・日なんか買い物に行く時間もありませんものね。

 本当にこう、いろいろあるんだろうなと思いますが、それでもそうやって家族で頑張ってきて、それがこの高3の夏で終わるんですよね。

 さらに言うと、夏の県大会でベンチ入りできるのは20人ですから、小学生のころから続けてきた野球が、スタンドの応援で終わる子どもたちもたくさんいるわけですよね。

 あれこれ事情を想像していると、負けて泣きじゃくりながら球場を後にする子どもたちの気持ちも、さらに胸に迫るものに思われます。

 こうしたことに想像力や感受性が増していくのも、自分の子どもや道場の生徒たちから、私が間接的にいろいろな経験をさせてもらっているからです。そういう意味で、子どもたちの存在はとてもありがたいものだなと思うのです。

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