2015年07月14日 21:21

子どもが進んでお手伝いをする家庭は何が違うのか

 私は普段テレビを見る時間がほとんど取れないので、録画して週末にまとめてみています。毎週録画している番組の一つにNHK-Eテレの「ウワサの保護者会」があるんですが、前回の子どものお手伝いは大変素晴らしい内容でしたのでご紹介したいです。

 なかなか子どもが協力してくれないという家庭がいくつもある中、最後にうまくいっている家庭の例が紹介されていました。子どもが自らすすんでお手伝いをしているんですよ。すごいですね。

 ではどうしてその家庭では子どもが進んでお手伝いをするのか。お母さんの一言がこれまた素晴らしかった。

 「子どものやっていることを見ない」

 まさにこれですよ、大事なのは。

 子どもが怪我をしないかな、おかしなことをしていないかななんて気になって張り付いて見てしまう。もたもた、危なっかしいのであれこれ手を出す口を出す。しまいに取り上げて自分でやってしまう・・・。

 これじゃあ子どもをお手伝い嫌いにしているようなもんです。せっかくの子どもの成長の機会を潰しているも同然です。

 お母さん、お父さん、勉強も同じなんですよ。

 世の親御さん、「個別指導」の塾、家庭教師のほとんどが、この辺を全く分かっていない。

 《子どもに手取り足取り教えてやったほうが伸びるんじゃないか?》全く逆ですね。その勘違いが子どもを勉強嫌いにしているんです。

 例の、子どもが進んでお手伝いをする家庭のお母さんと、子どもに手取り足取り教えてスポイルしまう大人との決定的な違いは何でしょうか。

 それは、子どもを信じているかしていないかという点です。

 《いやいや、うちの子は言わないとやらないから》という方もいらっしゃるかもしれませんが、それは本当にそうなんでしょうか。

 自分の心が待てないだけということはありませんか。あるいは、お手伝いも勉強も、それを通して子どもを成長させる材料に過ぎないのに、完ぺきにできないといって腹を立てているだけではありませんか。

 テーマはお手伝いでしたが、子育ての本質に迫る内容でした。アンコール放送があったら是非ご覧になってください。

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