2018年09月21日 21:41

子どものアタマとカラダは、親が与えるものでできている

 先日、NHKの「あさイチ」を見ていたら、出演者の女優さんが、子どもの体は親が与える食べ物でできているのだから、食べさせるものにはすごく気を遣っているということを言っていました。

 そうでしょうねえと思いながらふと考えたのですが、子どもの知能や精神は、親が直接話しかけたり見せたり聞かせたりした言葉によって形成されるはずだなということに思い至りました。

 まあ、幼稚園や学校に通いだすと、親以外から与えられる言葉の割合も非常に多くなりますけれども、いずれにせよ子どもの知能、精神を形作るのは、様々な形で親から与えられる言葉が大部分を占めると考えて間違いないのではないでしょうか。

 国語道場では中学生の国語の授業の最初に毎回漢字テストを実施します。今日なんかも、

「不朽の名作」

を、「ふきょうのめいさく」なんて読む生徒がいたりします。

 このような時、子どもたちについて、勉強が足りないというよりも、そもそも言葉に触れていないんじゃないのかなあと思うことがよくあります。

 「言葉に触れる」とは、親が直接語り掛ける以外にも、テレビやラジオで人が話しているのを聞くといったことも含みます。何か、まともな大人が言葉をしゃべっているのを身近に聞く機会がちょっと足りないのではないかなと思います。

 教育の専門家でもない親がすべての責任を負う必要はないでしょう。というか無理ですね、そんなの。だから、テレビやラジオを一緒に見るというのは結構お勧めですよ。もちろん、バラエティとかではなくて、報道やドキュメンタリー、教養番組などです。

 国語道場が西千葉地区で独占的にご提供している読書指導「ことばの学校」は、そういう点でも最高の教材です。300冊の良書すべてについて音読音声が準備されていて、それを聞きながら本を読むんですから。

 「ことばの学校」受講者の学力ののびが著しいのは、当然のことと言えましょう。多くの子どもたちが、よい言葉に触れる機会そのものを失ってきている中で、最良の言葉をシャワーを浴びるように享受することができるのですから。

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