子どもの指導で最も大切なこと
実は先週の土曜日は、娘の通う音楽教室の発表会でした。
会場が千葉中央でしたので、娘とほかのお子さん方の演奏を聞いてから大急ぎでみどり台に戻り、通常どおり開校しました。夏期講習直前のこの時期、娘の発表会のためお休みというわけにはいきませんからね。この日は4名のご新規の方の面談とご入塾のお手続きの予定があったのですが、さらに当日にお2方がいらっしゃいました。たくさんの皆様の夏期講習お申し込み、まことにありがとうございます!
娘ですが、ピアノは本当に素晴らしい先生とご縁がありまして、めきめきと上達しています。
なんて言うといかにも親バカみたいですが、私自身ピアノとフルートをやっておりまして、その時の経験から言っても、こんなにどんどん上手になるものなのかなと驚いているというのが正直なところです。やっぱり先生は大事。
上の写真、相変わらずへたくそな写真ですが、あえて引いて、空間が広く写るように撮ってみました。
発表会の本番、舞台の上は孤独ですね。
本番は何が起こるか分かりません。音楽教室の発表会というと、1人3~5分程度のパフォーマンスですが、その間でもいろいろなことが起こります。
練習の時は何度もつっかえたところがなぜかすんなりできたり、逆に何でもないところでミスってしまったり。
時間としては短くても、演奏中はいろいろな想念が頭の中に去来するものです。「お!これは結構いけるんじゃん?」、「あ!やってしまった・・・。この何か月間の苦労が・・・。」
本番の舞台では、どのお子さんも何かしらトラブルに見舞われるものです。私自身、本番でパーフェクトに出来たという経験はほとんどありませんでしたが、若いころはそれは単なる失敗としか受け止められなかったですねえ。
しかし、今こうして子どもたちの演奏を聞かせてもらって、そういうミスを犯しながらも止まることなく、最後まで弾き切る精神ってなんて素晴らしいんだろうと思いました。
当たり前のことですが、音楽は演奏する人が音を出し続けなければ止まってしまいます。録音じゃありませんからね。
演奏中にとちってしまって、頭が真っ白になりかけながらも、とにかく曲の最後までたどり着いてみせる強い心を持っているということ。子どもの成長という点で、これは本当に尊いことだと、発表会を聞きながら思い至りました。
ひるがえって、勉強はどうでしょうか。音楽教室の発表会に当たるものは、入試や定期テストの本番ということになるでしょう。
教室や受験会場にはたくさんの受験生がいるのでぱっと見は違いますが、孤独に自分だけの力を信じて問題を解き続けなければいけないという点で、上の写真のように、舞台の上にただ一人で演奏するのと同じようなものだと思います。
してみると、学習・受験指導の最終的な目標も、おのずと明らかになってくるのではないでしょうか。どんな予想外の問題にあたっても決してあきらめずに、最後までやり抜けるだけの心を育てること。これが最も大切な教育の目安だと言えるでしょう。
国語道場は個別指導の塾ですが、講師がべったりくっついて手取り足取り教えるということはしません。子どもたちが自席で、教わったことを使って自分の頭と手を動かす時間を必ず作ります。
こうした指導こそが、どんなに想定外の難問にぶち当たっても、自力でなんとか最後までやり通す心を育てることができると考えているからです。
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