2017年05月18日 10:52

子ども叱るな来た道だ

 昨日、生徒からスナップエンドウをいただきました。

おばあちゃんが作っていらっしゃるとのこと。私スナップエンドウは大変好物なので、ありがたいです。

 スナップエンドウって、30年前くらいですかね、出始めたころ「スナックエンドウ」って呼ばれていたような気がするんですが、私の記憶違いでしょうか・・・

 まあ、大人になると野菜は食べるようになりますよね。今日の朝食もほとんど野菜ばかりでしたが、おいしく頂けました。

 子どものころは、本当に食べなかったなあと思います。煮物でも肉ばっかり食べてニンジンは食べないとか、そんな感じでした。

 私が小学生の頃は給食指導が大変厳しく、全部食べるまで掃除の時間も5・6時間目も置いておかれていました。

 そんなわけでと言いますか、私は当時どうにも食べられなかったピーマンが出されますと、給食開始とともに極めて微細なピーマンの切れ端も含めて料理の中から極めて速やかにひっかきだして皿の端に溜め、誰も見ていない隙に目にもとまらぬ早業でティッシュにくるんでゴミ箱にポイっとしていました。給食のおばさん、ごめんなさいm(__)m

 今では無限ピーマンも青虫のようにモリモリ食べますが、あまり厳しい指導は子どもの心に不誠実を生むだけですね、ハイ。

 私の家では、子ども時代の私の好き嫌いについてはほとんど何も言われませんでした。今思うと、これはこれで大変なことだったのだろうなあと思います。だって、子どもの好き嫌いは気になりますもんね。これについてあえて何も言わずに食事を作り続けるというのは、結構な精神力が必要だったろうなと想像します。

 今も、お子さんがなかなか野菜を食べてくれないということでお悩みの保護者の方もたくさんにらっしゃることかと思います。でも、辛抱して作り続けていらっしゃれば、少しずつ子供の中に味の記憶が残っていって、いずれ何でも食べられるようになっていくと思います。

 この辺の勘所は、学習指導にも通じるところがあります。今、この授業の中で何が何でも分からせてやろうなんて指導は、たいていうまくいきません。

 何度も、同じようなことを子どもが間違えたり忘れたりしても、辛抱強く、子どもの力を信じて関わりつづけることです。

 今年のゴールデンウィークは、家内が若いころお世話になったという方を訪ねて信州に行きました。いろいろと興味深い体験をさせていただいたんですが、その中で珍しい食べ物もいただいてきました。

 信州と言えば、我が国の中でも食虫文化で知られる地域です。以下画像注意、虫の苦手な方はスルー推奨です。

 

 

 

 

 

 

 

よろしいですか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

イナゴは、まあ千葉でもよく売られていますよね。

蜂の子。クロスズメバチという種類のハチだそうです。蛹かと思いますが、これはおいしい。ご飯にかけて食べるのがおすすめとのこと。

信州と言えばザザムシ。カワゲラの幼虫だそうです。

カイコガの蛹。蚕まで食べるとは驚きました。養蚕・製糸業で出る不要な蛹を食べるようになったのでしょうか。味はぱさっとしたレバーのようでした。

 信州に行ったら、機会があればぜひ昆虫食をしてみたいと思っていたのですが、今回それが果たせました。大変感謝です。これで来るべき食糧危機も生き残れる気がしました。

 好き嫌いの多かった子どもが何でも食べる大人に成長するというのも、そんなに立派なもんじゃないでしょ(^^;

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