2019年04月06日 18:59

子を持つ親なら選挙には行った方がよいという話

 県議会議員の選挙公報が届かないと思ったら、定数2のところ立候補者が2名しかおらず、2人とも無投票で当選が決まってしまったんですね。

 前回の統一地方選挙では、自称ニートなんて人があちこちで立候補していてなかなか面白かったんですが、今回はあんまり盛り上がってないみたいですね。

 いずれにしても、国語道場の生徒の保護者の方ですと選挙なんか行くのが当たり前という方がほとんどだと思いますんで、外部の、選挙なんてどうでもいいでしょと普通に思っちゃってる親御さん向けの内容ですね、今回は。

 要は、親である前に「ちゃんとした人」でありましょうということです。現代日本という民主主義国家の人間なんですから、その社会の中でやるべきことはきちんとやる人でありたいものです。

 最近、千葉市長の熊谷さんが、次のような興味深いツイートをしていました。

 ことは選挙に行く行かないだけではなく、親の習慣は子どもに結構しっかりと伝わっているものだということでしょう。きちんとした習慣を持った親御さんなら子どもにも相応の習慣が伝わっていて、そうでない親御さんなら・・・ということですね。私も肝に銘じたいと思います(^^;

 本当に、子どもの勉強についてつべこべ言う前に、子を持つ親ならまず自分がしゃんとしなきゃというところです。

 保護者の方には折々申し上げるのですが、勉強に関して親が子どもに出来ることは、実に消極的で限定的です。

 一つは、子どもを好奇心旺盛な人間に育てること。もう一つは、勉強嫌いにしないことです。子どもを自分の理想通りに変えられるなどと思うべきではありません。

 とにかく、親御さんは子どもに勉強を教えないでください。イライラしてひどいことを言って、子どもを勉強嫌いにするだけです。子どもの成績を見たら、よいところだけをほめてあげてください。

 こんなことは実は子育てのキホンのキなのですが、まだまだ分かっていない人が多いですね。口が酸っぱくなるほど繰り返し言っても分からない人も多い。怒りの感情が抑えられないのでしょうか。

 子どものテストが返ってきて、国語がよかった、英語が伸びたということがあっても、やれ数学はまだまだできてないだとかいやなことばっかり子どもに言う。それでいて、子どもの勉強嫌いがまず第一に自分の責任であることを認識できていなかったりしますよね。

 親御さんは、お子さんとは楽しみながらいろいろなことを経験してください。それが一番です。よほどの教育者でもなければ、親御さんが子どもに勉強を教えることで、そのお子さんが成績優秀になることはありませんが、親御さんと一緒に楽しい経験をたくさんしてきているお子さんなら、自分から学ぶ人間に育ちます

 お子さんと一緒に選挙に行くのは、そうした経験の一つになります。最近はいっしょに投票所に入れるようになっているんですよね。積極的に利用したいものです。なんか今回は「多機能ボールペン」がもらえるらしいです。

 誰に投票したらいいか分からないというときは、こんな調査が参考になるかもしれません。淑徳大学のある研究室が行った、各議員の議会活動を一覧にしたものですね。これは面白い。

 若葉区選出の議員だと、この4年間の任期中、一回も質問もしていないなんてのがいるんですね。なんか具合でも悪かったんでしょうかね。

 それにしても、地方選挙。稲毛区選挙区では県議会議員が定数2に対し立候補者2名、市議会議員選挙は全体の定数が50に対し立候補者が65名ですか。

 これ、入試みたいに競争倍率を出すと、県議会議員選挙稲毛選挙区は倍率1.0、市議会議員の全体の倍率は1.3倍になります。

 千葉県公立高校入試の第1学区(千葉市)の、今年の後期選抜の志願者倍率は1.55倍ですからね。なんか地方議員の選挙に比べたら、千葉市の公立高校入試の方がよっぽど厳しいんじゃないの?と思ってしまいます(^^)

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