2018年06月04日 14:22

学校ワークはノートでの提出を認めてほしい

 今週から西千葉地区の中学校では前期中間テスト・第1回定期テストが始まります。

 定期テストに際して、生徒に支給しているワークの提出を義務付けている中学校が多いですね。

 これらのワークの多くは学校向けのみに販売されているものがほとんどで、一般の書店はもちろん出版社にお願いしても入手できません。生徒たちから見せてもらう限り、内容の充実したものが多いです。

 私はこれついてノートでの提出を提言してまいりました。なぜかというと、ワーク本体を提出させるようにすると、当然生徒はそこに答えを書き込むことになります。そうすると、ほとんどの生徒が1回しかその問題を解かないことになってしまうからです。

 ノートでの提出を認めれば、何回もワークに取り組む生徒が現れるでしょう。よく言われることですが、問題集などはあれやこれやと手を出すよりも、一つのものを覚えるくらいまで何度もやった方が身につきやすいものです。ワーク本体ではなく、ノートでの提出を認めることで、より理想的な学習法の基本を生徒に提示することになります。

 今回、定期テスト学習会「日曜道場」などで生徒たちのテスト勉強法をチェックしていて、幸町第一中学では、ワークのノートでの提出を認めていることを知りました。こうした良い取り組みは、ぜひともほかの学校でも、参考にしていただきたいと思います。

 まだノートでの提出が認められていない中学校の生徒さんたちには、次のようなやり方をお勧めいたします。

 まず、ワークの試験範囲の部分をコンビニなどでまるまるコピーしてしまいます。これは、ワークにまだ何の書き込みも行っていない状態で行ってください。

 次に、ワーク本体の問題を解いていきます。これは、学校への提出用です。遅くとも、定期テストの1週間前には試験範囲まで解き終えるようにしましょう。

 ワーク本体での学習が終わったら、今度は先にコピーしておいたプリントを使って、2回目以降の学習に入ります。この際はプリント自体には答えなどを書き込まず、ノートを使い、2回目、3回目と学習に使えるようにしましょう。

 ワークに書き込むほうがやりやすいという方の場合は、最初からワークを数セットコピーしておかれると良いでしょう。

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