宿題を「忘れる」ってどういうことなの?
私はよくキレるんですけれども、そのきっかけになるNGワードがこの「宿題を忘れました」ですね。
「宿題を『忘れる』ってどういうこと?(゚Д゚)ゴルァ!!」となります。
まあ、たしかに「宿題を忘れる」っていうのはひとつの定型的な言い方ではあるんですがね。
でも、コレ、おかしな言い回しですよね。そもそも「忘れる」って言葉の意味は分かっているんでしょうかね。
今辞書を引いてみたんですが、《忘れる》の意味は、「覚えていたはずのことが思い出せなくなる。記憶がなくなる」ってことです。
国語道場では、原則として宿題は毎回出されますから、その宿題が出ていることについて「思い出せない!」となるってことなんでしょうかね、「宿題を忘れる」ってことは。本当にそうだったら、塾なんか来ている場合じゃないです。即検査が必要な状態ですよ。
それは冗談としても、こういういい加減な言葉の使い方をしていること、そしてそのことに無頓着になっていることが、勉強ができなくなってしまう原因でもあり、さらには自分の人生の可能性をしぼめてしまっていることに気づいて欲しいですね。
現実は、宿題が出ていることについて「ううっ、思い出せないっ!」なんてなっているワケはなく、だらだら時間を過ごしてやる時間がなくなったとか、詰まるところそういうことでしょう。
必要なことは、そういう生活態度を本気で改めなければならないってことですよね。そんな生活を続けていたら、それこそパープリンにしかなりませんよ。
でも、「宿題を忘れました」なんていい加減な物言いで、現実から目をそらしているんですよね。
いや、自分が、生き方を変えなきゃいけないという現実から目をそらしているということさえ、気づいていないんじゃないでしょうかね、「宿題を忘れる」なんて平気で言う人は。
いや、本当に、言葉を正しく使いましょうね。正しく言葉を使うことで、自分自身をしっかりと見直すことができます。
宿題をやってこなかったのは、何か事情があって宿題をやる時間がなくなってしまったのか、そうではなくて、なんとなくゲームやって飯食ってだらだらテレビ見て風呂に入ったら、結構いい時間になってしまって宿題をやる時間がなくなってしまったのか。それをちゃんと見つめることですよ。そうすれば、時間の過ごし方がだらしなくて宿題ができなかったということが自分で分かるじゃないですか。そうであるならば、成長の余地ありです。
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