小学生の英語実力テストの状況と感想~やっぱり国語がまず大事(^^;
以前の記事にも書きましたが、今回8月から、小学5・6年生も英語の実力テストを受けていただくことになりました。本日が試験最終日で、先ほど答案をまとめて、業者に発送する準備が終わりました。答案用紙をまとめながら、生徒たちの答えを少しチェックしてみました。
全体的な印象として、予想通りでしたが、英語が全くできないという小学5・6年生は皆無でした。学校で英語活動や前倒しで実施されている授業があることもありますし、小学生から塾に通っているお子さんともなると、ほぼみなさん何らかの形で英語を個人的に習っているのでしょう。これが5~6年くらい前だったら、ここまではいかなかったのではないかと思います。
このようなわけですので、このブログをお読みの方で、今お子さんが小学校高学年で特に英語は何もやっていないという方がいらっしゃいましたら、今すぐに何か始められるのがよろしいかと存じます。ほとんどの小学生が、中学校に入学するまでに相当程度英語をすでに学習している。これが現実です。
答案の中で、解答が2種類に分かれる問題がありました。一つは、 ”sister”、 ”singing” と単語だけが記入されているもの、もう一つが、 "This is my sister."、 "He is good at singing."と文が書かれているものです。
どうしてこんな風に解答が分かれるのだろうと思ってあらためてその問題を見てみますと、このような設問でした。まず、単語が1つだけ虫食いになった文がありまして、あとに単語が10個ほど並んでいる選択肢があります。虫食いの部分には、その選択肢の中の単語一つが当てはまるようになっています。しかし、ポイントはその設問の文章でした。解答の条件に、「あてはまる単語を選び、完成した全文を解答欄に記入しなさい」とありました。
したがって、この問題で正解は全文をきちんと書いたものということになります。単語しか書かなかった人は、たとえそれが正しいものだったとしても、不正解となって返ってくると思います。
まあ、初めての英語テストで、ちょっとややこしい条件を付けすぎているかなといった印象も持ちましたが、しかしちゃんと見落とさずにできている子もいるわけですからね。この問題、正答率は50%くらいでしょうか。正しい単語を選べていても、条件通り全文を書いた子どもたちが半分程度でした。
改めて、よく言われることですけれども、英語よりもまず国語ですね。設問の条件まできちんと読解できて、初めて正答にたどり着けると言えます。
さらに学習指導を引き締めていかなければという思いになりました。
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