幼少期に日本語力の基礎ができているかいないかが、その後の学力の決定的な差になっている
昨日の告知の続報ですが、英検5級は定員に達したため、お申し込みの受付を終了いたしました。そのほか、2級・準2級・3級・4級、漢検はまだまだ承っております。
通常8月というと、ご新規の方のお問い合わせや入塾面談などはほとんどなくなることが多かったのですが、今年はぽつぽつといただいておりまして、今日もお一方入塾のお手続きにいらっしゃいました。大変ありがたいことと存じております。
最近入塾した生徒には、小学1年生を含む低学年のお子さんが多いです。このブログでも、低学年までに日本語力の基礎を形作ることの重要性をかねがね申し上げておりますので、これは大変よいことだと考えております。
高い日本語力を持っている人は、周囲の情報に対する理解度が当然高いことになります。言葉をちょっと読んだり聞いたりしただけで、すぐに理解できますからね。日本語力の高い人は、いわば、生きているだけで学ぶことができるといっても過言ではありません。
幼少期にしっかりとした日本語力の基礎を作ることの重要性はまさにここにあります。大人の話やテレビで流れる言葉に敏感に反応して、「◯◯ってどういう意味?」と聞いてくるようなお子さんもいれば、人の話を聞いているのかいないのかというお子さんもいるかと思います。こうして日々ボーっと生きているか、アンテナを張って生きているか、その時間の積み重ねが大きいのです。この違いが何年も続くことで、小学校高学年、中学、高校ととんでもない学力の差となって現れてくることになるのです。
現実問題として、一般の公立中学校の生徒で小学校で学んでいるはずの言葉を十分に身につけられているお子さんは、はっきり言って半分もいません。小学校低学年の時期までに日本語の基礎力を充実させるようなことを十分にやっていない親御さんが、残念ながら少なくないことが原因ではないでしょうか。小学校時代に、あれやこれやと習い事を詰め込んで勉強を軽視していたり、計算問題中心の教室などにとりあえず通わせているだけだったりという親御さんは多いですよね・・・。
こうして国語道場のホームページをご覧いただいているような方は、子どもにとって国語力が大事だなんてことは当然のように認識されている方だと思います。このような親御さんに育てられ、幼少期からしっかりとした日本語力を身につけて生きているお子さんは、残念ながらそのようなことが二の次になっているお子さんとの差をどんどん広げていくことになるでしょう。
塾というところは、格差を拡大することにその価値があるところがあります。その点、人間として少々悩ましいことではあります。一人でも多くの親御さんに、小学生にはまず日本語力の基礎、という考え方が広まってほしいと思います。
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