悪あがきは美しい
明日(10日)は、中学生の定期テスト学習会「日曜道場」です。9:30から16:30まで開校し、テスト対策の勉強をさせます。どの時間に参加するかは自由なのですが、最近ではほぼ参加者全員が開校からラストまでぶっ続けて勉強しています。
国語道場では、基本的に定期テスト約3週間前までに試験範囲の学習を一通り終え、そこからテスト本番に向け試験範囲を繰り返し繰り返しおさらいし、出来るだけ完ぺきな状態でテストに臨ませるようにしています。今日までの段階でも、皆かなりの量の勉強をこなしています。
しかし、実際「日曜道場」に来てもらってみると、やることはいくらでも出てくるものです。やればやるだけまた新たな課題が出てきます。かように、「完全」という状態にはそうそう到達できるものではないのかもしれません。
試験の直前にそんなに「過重な」ことをやらせるよりは、のんびり過ごさせたほうがいいのではというご意見もあるかもしれません。
はい、「日曜道場」は所定の授業ではありませんので、参加は自由です。テスト前はそのほうがよいという生徒への参加は強要しません。
しかし、まあ、どうなんでしょうね。「最後の悪あがき」、いいじゃないですか。余裕かまして透かしてるのよりも、私は美しいと思いますよ、人間らしくて。
今をさかのぼること約30年。今は亡き代ゼミ津田沼校で浪人生活を送っていた時のことです。漢文講師の宮下典男先生が授業の中でこのようなことをおっしゃいました。
老師「模試の始まるギリギリまで単語帳とか見てる奴っているじゃん。」
私(ああ、いるいる。必死過ぎてやばいよね・・・。)
老師「でも、入試で勝つのってこういう奴なんだよね。必死な奴にはかなわないんだよ。」
私(・・・)
この話を聞いて以降、私は模試、そして入試本番も、テストが始まるギリギリまで英語や古文の単語帳をチェックする受験戦士になったのは言うまでもありません。
もちろん、試験の直前に参考書などをチェックすると自信がなくなるからよくないなどといった異説があることもたしかです。そこはそれぞれが信ずるところを行えばよいと思います。
しかし、ここで重要なのは、ちょっとでもいい結果を残すためにどれだけ必死になれるかということです。周囲の目など気にしている場合ではありません。
必死になることで重要なのは、単に精神主義的なものに限りません。必死になると、潜在能力が解放されるのか、普段よりもはるかに大きな力が発揮されるものです。
これを実感できるのはバッティングセンター。ぜひ球速140km/hなどの高速ブースに挑戦してみてください。
バッティングが上手な人は別ですが、そうでなければボールが飛んできて通過するまでの刹那、何もできない自分にまず打ちひしがれるでしょう。2球目、3球目。バットにかすりもしない。
ここで、空振りするのを恥ずかしがったり、諦めたりしてはいけません。「どうしたらバットに当てられるんだ。」残りの球数、そのことに集中してください。
そのうち、「あ、かすった」ということになり、最後はボテボテの内野ゴロくらいは打てるようになるでしょう。
一定のペースで球が飛んでくるからバットに当たるようになるのは当たり前ということもありますが、とはいえ打てない自分について周囲の目を気にしてテキトーなことをやっていては、最後までバットにかすりもしなかったであろうことも事実。
ともかく、必死になることで自分の潜在能力が覚醒するような体験を手っ取り早くするのには、このバッティングセンター高速ブース挑戦はお勧めです。
同様に、「日曜道場」もお勧めです。テスト対策に必死な生徒たちが、猛烈な勢いで勉強しています。私もみんなの弱点補強のために、必死で叱咤激励します。みんなが必死なので、周りの目を気にせずあなたも必死になれますよ。
もちろん、千葉県公立高校前期選抜学力検査に臨む受験生の参加も大歓迎です!受験生の年季の入った必死さを、1・2年生に見せつけよう!
まずは、明日、9:30に国語道場で僕と握手。約束だ!
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