教科書には、なぜか親が読んだ方がよさそうなことも書かれている
今日の午前中は、千葉の学習塾協同組合の会合に出かけました。迫る千葉県公立高校入試の情報を得るためです。
千葉県の教育行政は、公立高校後期入試なんかだと、教育委員会のウェブサイトで出願者人数を毎日更新してくれるようなところがある一方で、なぜか中学校で集めている進路希望調査の集計結果を公表してくれません。進学研究会さんのホームページでも見られる東京都立高校のそれとはえらい違いであります。
1月の進路希望調査は、1月28日(土)に新聞発表されるようですが、遅すぎますよね。それも教育委員会の発表ではなく、なんだか学校の先生たちの有志が発表するとかいう形に毎年なっているんですが、その辺の経緯もナゾです。
そんなわけで、組合の会合で情報収集をしてきたのですが、今年は市立千葉高校普通科と市立船橋高校普通科がことのほかどえらいことになっているようです。
今年から県立高校並みに隣接学区から受験可能になった市立船橋普通科の志願者が急増するのはある程度予想できることですが、それ以外については進路希望調査のデータを出してもらわなければ状況が分かりません。早い段階で志望者が極端に多くなっている学校などの情報が分かれば、受験生も他の学校を考えるなどの対応をとれるわけでして、こういった情報を早期に開示するよう、県教育担当者にはお願いしたいところです。
今日は、また、小学生の1月度実力テストの成績が、管理者向けにネットで閲覧可能になる日でした。成績表の返却は、来週水曜日(25日)以降になります。
早速成績データを集計しました。過去最高の偏差値になった生徒が、のべ19人いました。
最大の成績アップは、弥生小5年のけんすけ君の国語。前回からなんと17ポイントのアップでした。素晴らしい~!
幸町小5年のせいな君、算数が100点で偏差値70到達。いや~、すごいね。
みんなあまりにすばらしかったので、成績優秀者、大幅成績アップ達成者を教室に貼りだしました。
その後、中学生の定期テストが近いので、その対策授業前に学校の教科書を読みこみました。
中1国語の教科書に、「桜守三代」という素敵なエッセーが掲載されています。
桜守とは、日本中の桜の名木を守る活動をしている人です。教科書にはそうした活動を代々続けている佐野家の人々とその歩みが紹介されています。
先日の記事で、私が梅を育てていることとその感慨をお伝えしたのですが、そういう経験があるためか、大変興味深く読むことができました。
本文の中に次のような一節があります。
桜は守をせな、あきませんのや。子守と同じでな、じっと見守ってやればええんです。ほっといてええのか、手入れが必要なのか、時々「体調」を見てやればよろしいのや。子供だってやたらと手をかけすぎたら、かえって逆効果でっせ。桜も子供も本来、自分で育つ力を持っとるんですわ。
こんな桜守の名人と自分を比較するのもおこがましいですが、先日の記事に私が書いたことと同じように思うものなのだなあと、ちょっと驚きました。
皆さんも、たまにお子さんの教科書をご覧になってみてはどうでしょうか。
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