2017年01月19日 22:25

日本の中学生の半分は教科書を読む読解力もない・・・国語道場はこの現実に、本物の指導で立ち向かっていきます!

 「教科書7回読み」という勉強法をお聞きになったことがありますか?

 ご存じの方も多いと思いますが、これは、弁護士の山口真由さんが中学時代から続けてきたという勉強法です。塾にも通わず家庭教師にもつかずに東大文Iに合格し、司法試験や国家公務員第I種試験も合格、全優で東大法学部を首席で卒業したというやつですね。

 「教科書7回読み」とお聞きになり、皆さんはどのような感想を持たれますか?

 「え?教科書を読むだけ?それでいいの?」

と思われた方が多いのではないでしょうか。私も、初めて聞いたときはそうでした。

 考えてみると、小学・中学・高校と、教科書を読むことってあまりないのではないかという気がします。もちろん、国語や英語のように読まなければいけない部分があるものは別ですが、それ以外の社会や理科、数学といった教科だと、学校や塾の授業でポイントや問題の解き方を教わるだけで、改めて教科書を読むということはほとんどないのではないでしょうか。 

 しかし、今、私は、塾長という立場上教科書をよく読みます。なので山口さんの勉強法については、「なるほどな」と思っています。なぜなら、教科書って、読んでみると実は何でもきちんと書かれている本だからです。

 山口さんだけでなく、ロザンの宇治原史規さんなど、日本のトップクラスの大学に進学したタレントさんも、教科書を読むことの重要性についてしばしば言及しています。

 教科書を読む学習法について「そんなんでいいの?」と懐疑的になってしまうのは、私たちの多くが、教科書をちゃんと読んでこなかった、そしてそのために教科書を実はよく知らないことに原因があるのかもしれません。

 むしろ、このように日本のトップクラスの大学に進学した人たちほど教科書を読むことの重要性を説いていることから、教科書を読めるだけの日本語力があるということが、むしろ子どもの学力の高さと関係しているのではないかという問題意識を、私はここ数年漠然と抱くようになりました。

 そして2016年。あるニュースがきっかけとなって、私のこの問題意識は確信へと変わっていきました。そのニュースとは、東大合格を目指して開発されてきた人工知能「東ロボくん」のプロジェクトリーダー新井紀子教授が、東京や埼玉の中高生約1,000人に実施した基礎読解力テストに関するニュースです。

 新井教授は、東ロボくん開発の中で、国語の成績が、構造的に読解力がない人工知能よりも本来読めるはずの人間の高校生の多くが劣るのはどういうことなのか疑問に思ったそうです。そこでこの基礎読解力テストの実施を思い立ったということですが、そのテストの結果は大変衝撃的です。

 実に、中・高生の半分は、教科書の文章が読み取れない、公立中学校の生徒の約2割は主語・述語などの文章の構造もまったく分かっていないというものでした。

 私も長年、塾で子どもたちの学習指導に携わってきていますが、学校の成績はそれほど問題がないのに、基本的な文章の読み取りの力がそもそもないお子さんは少なくないなと思っておりました。ですから、今回のこの読解力テストの結果を聞いたときは、やはりそうだったかといった感想を強く持ちました。

 基本的な読解力のないお子さんは、小学校高学年~中1くらいまでには「がんばっているのに成績が上がらない」という状況に陥ります。おそらく、「教科書を読むだけで」東大に入れたという人と、塾から家庭教師からありとあらゆることをやってみたが伸びなかったという人との分かれ目は、まさにこの点にあるのではないでしょうか。

 こうした現実を前に、私たち大人が子どもたちに施していくべき教育のあり方は、明らかであるように思われます。つまり、まずは子どもたちに確かな読解力を身につけさせようと考えるのが筋というものです。

 そのためには、まず日本語語彙力です。次に、大量の活字を読むことに耐えられる集中力。そして文章を正確に読もうと心がける習慣的な力をつけさせることです。

 国語道場では、子どもたちが高い学力を身につける前提として必要な、あらゆる学びの基盤としての国語力を育てる実績ある指導を行っています。

 大好評の読書指導「ことばの学校」では、年間1人平均で50~70冊の本を読んでいますが、これによって大幅に日本語語彙力を強化し、集中して活字に向き合う力を育てています。「国語記述」という授業では、文章を正しく読ませ、そこで理解したことを、人に誤解なく伝わるように、聞かれたように書く練習をさせています。

 こうしてあらゆる学びの基盤となる国語力を育てつつ、教科としての国語・数学・英語・社会・理科の5教科を指導しているところが、国語道場の特徴です。

 今年度より、国語道場の小学生英語がさらにパワーアップします。毎月4~5回の授業のうちの2回、オンラインで外国人講師によるマン・ツー・マン指導が入ることになりました。

 やはり外国語は、実際に外国人とのコミュニケーションで実地に使わなければダメですね。習った単語や表現を実際に外国人に使ってみたら「通じた!」と感動することや、外国人が話す中に出てくる言い回しを聞き取って、「へえ、こういう言い方をするんだ」と知り、「今度は自分もこの言い方を使ってみよう」と思うとかする経験が、最高の上達のカギだと思います。

 小学生英語というと、これまでもたくさんの教室が様々な取り組みをしてこられたと思いますが、児童英会話経験者の中学生を道場でお預かりして、英語ができるというお子さんに正直会ったことがありません。グループレッスンだとどうしても積極的なお子さんばかりしゃべってしまうし、指導内容も本気で英語を身につけさせるということよりもゲームやイベント中心になってしまっているのではないかと想像しています。

 国語道場の小学生英語は、オンラインで外国人講師とマン・ツー・マンです。これこそが、2020年の小学校英語教科化や大学入試改革など何が起きても通用する本当の英語力をお子様に身につけさせる指導です。

 ホンモノの国語力、本当に使える英語力、そしてそれを背景として全教科の成績上げること。先行きが全く不透明なこれからの世の中、お子様が生き抜いていく上で根本的に必要な学力を伸ばす、この点で常に本物の指導を国語道場は目指していきます!

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