2016年07月29日 21:26

暑中見舞いを書こう

 昨年も実施したのですが、今年も夏期講習の初めのこの時期に、親御さんやおじいちゃん、おばあちゃんなど身近な人たちに暑中見舞いを子どもたちに書いてもらっています。

 国語という教科、あまり実用性が重要視されていないように思われることがよくあります。マニュアルや資料を読むよりは、物語や文明論的論文を読ませるとか、レポートの書き方を教えるよりは作文や読書感想文を書かせるといった傾向が強いように思われます。

 まあ、国語の力はあらゆる学びの基盤と、私もよく申しますし、こうした価値観は広く共有されているように思います。国語の力はいろいろなことに応用が利く、だから国語という教科で何か実用的なことをやらせようということになりにくいのかもしれません。それと、入試がそうだから、ということもありますね。

 とはいえ、学校などでまともに教わった経験もないのに、やれ「近頃の若者はレポートの書き方もわからない」とか、「手紙の書き方も知らない」などと言われるのは、それはそれで気の毒。

 夏休みの機会に、おうちの方などに日々感謝の念を抱くべきことを考えてもらい、それを言葉にして表すということと同時に、季節の便りの定型を身に着けてもらおうと思っています。

 いざやってみますと、なかなか面白いですよ。

 小学生低学年だと、年賀状を出したこともないことはざらにあるでしょうから、送付先の住所や名前をどこにどう書くかというところから教えます。

 自分の家の住所がわからないというのも、意外に多いです。あと結構多いのは、おじいちゃん、おばあちゃんだと名前が分からないというケース。

 国語道場塾長の私としましては、子どもたちにはできるだけいろいろなことを経験させて、勉強以外にも雑多なことを学んでいってほしいと思っています。

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