球児たちの夢のあと
今年の国語道場は、おかげさまで猛烈に忙しく、授業やその準備などの通常の業務のほかに、ご新規の方のお問い合わせや面談などの対応を時間的にも体力的にもぎりぎりのところで実施させていただいていました。
しばらく「いったい今生徒が何人いるんだろう」という状況にまでなっていましたが、ようやく事務も落ち着き、各種データも明らかになってきました。やはりといいますか、過去最高だった昨年をさらに上回る、たくさんのお子様方に通っていただいております。本当に感謝です。
「夏の甲子園」は、東千葉代表が木更津総合に決まりましたね。3年連続出場、決勝でもコールド勝ちレベルの圧勝。
私自身、野球チームなどに所属していたことはありません。しかし、高校時代の部活が吹奏楽部だったことと、息子が一時期少年野球チームに入っていた時のなんちゃってコーチをやった経験から、何となくいつも野球を応援するような立ち位置にいました。そのせいか、この時期は時間を見つけて高校野球の県大会をよく見に行きます。
私の高校の吹奏楽部は、今でこそコンクール3年連続東日本大会金賞なんてすごいことをやっていますけれども、私の頃は予選通過県大会本選出場で号泣レベルでした。そのせいか、「高校野球」も県大会を応援したい気持ちが強いです。今年の私の「高校野球」はもう今日・明日で終了。甲子園はおまけのようなものです。
今年は準決勝の1試合を何とか見に行ってきました。
今年の大会は、20点以上の点差がついてしまう試合が5試合くらいありましたか。ずいぶん多いなといった印象を持ちましたがどうでしょうか。
ちょっと調べてみたところ、昨年は3試合、おととしは0でした。
すべて5回コールドで終了している試合ですが、コールドゲームは最短で5イニング終了時に10点差で成立します。5イニングまでに20点とかそれ以上取るというのは、なかなかできることではない。ちょっと尋常ではないなと思います。
私の世代ではありえないことですが、今や家庭に野球のグラブやバットがないのは普通です。それくらい日本人は野球をやらなくなっています。それに加えて少子化、有力選手の一部高校の寡占化などが重なって、野球部が実態として成り立たない学校が増えてきているのかもしれません。
球場に行くと、毎年必ず選手名簿を購入します。過去の大会でのトリビア的なデータやルールなど、読み物としてもなかなか面白いです。
一番面白いのは、「応援についてのお願い」ですね。いつも突っ込みたくなるのはここのところ。
①ブラスバンドによる応援は差し支えありません。
②球場周辺への騒音公害になるため、鉦(かね)や笛、和太鼓などブラスバンド以外の鳴り物は場内へ持ち込まないでください・・・。
なんなんですかね(^-^; ブラスバンドの楽器はOKだけど、とにかく和楽器は持ち込み禁止なんですね。
習志野高校吹奏楽部の応援は「美爆音」なんて言われて、100人以上の奏者がスタンドで演奏してかなりの音量を出しますが、これは問題なしだけど、和太鼓に笛と鉦はNGというのは何とも・・・。スタンドで祭囃子みたいなことをやると、3人くらいでも即退場になるんですかね。
それはともかく、選手名簿では、国語道場の卒業生の名前があるかどうかはやはり気になります。
毎年のことですが、本当に厳しですよね、この20人の選手に入れるかどうかというのは。
今年の高校3年生が中3の時、
「お前らが高3の時は夏の高校野球は第100回大会だから、千葉から2校出られるんだぜ。」
「まじですか。やったー。」
なんて言ってた生徒たち。残念ながら1人も選手には入っていませんでした。
やめちゃったのかなと思って、冊子の後ろの方の部員名簿を見ると、皆ちゃんと残っていました。高3まで頑張ったんだなということを知って、ちょっと誇らしい気持ちになりました。
夏の大会で、多くの球児たちが野球から離れるそうです。ほとんどの場合、小学校の野球チームから野球を続けてきた子どもたちだと思いますが、選手として残れなかった人たちも、本当によくやったと声をかけてあげたい気持ちですね。
それから、野球チームに帯同されている親御さん、本当に大変ですよね。それでも当然のことのようにサポートに努めていらっしゃいます。私自身存じ上げている野球関係者の方々は、立派な方々が多いです。そうした方々も、長い間本当にお疲れさまでしたと申し上げたいです。
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