私は優しいですが、厳しいです
最近入塾したお子さんの保護者の方もおっしゃっていたのですが、恥ずかしげもなく申しますと、私はしばしば「優しそう」と言われます。まあ、そのように見えるということは仕方のないことですし、おおむね私は優しい人間だと受け取っていただいてもかまいません。
しかし、より厳密には、
「私は優しいですが、厳しいです。」
と申し上げておきたいと思います。
これは、私の大好きな映画である『メリー・ポピンズ』の中の主人公メリーのセリフです。映画の中でこの言葉を聞いて、これはいいな、使わせてもらおうと思って、たまに言うことがあります。
『メリー・ポピンズ』は、米国アカデミー賞5部門を受賞した、ディズニー映画史上最高評価を得た映画なんですね。「チムチムチェリー」、「スパカリフラジリスティックイクスピアリドーシャス」など、映画から離れてしばしば歌われる歌もありますので、ご存じの方も多いと思います。ちなみに、私は、トラヴァースによる原作本よりも、ディズニー映画版のほうが断然好きです。
タイトルになっているメリー・ポピンズとは、英国のある上流家庭で雇われた女性家庭教師です。この、「私は優しいですが、厳しいです」という言葉は、メリーが雇い主に自己紹介する時に発したものです。簡潔ながら、教育に携わる人間として非常に重要な性質を表しているように思います。
国語道場という塾は、とても自由な塾です。これは、単に子どもたちにとって居心地をよくすることを最優先にしているからではありません。自由な環境のほうが、学力・成績を上げるうえで効果的だからです。
子どもたちが、自分を人に良く見せようとか、人から劣って見られたくないなどといった変なプレッシャーを受けている状態は、効果的な学習に向きません。自分をとりつくろわず、自分のペースで学習できることはとても重要で、そういう状況でこそ子どもたちの頭脳は最大限に力を発揮することができるのです。だから、国語道場では、他人の目を気にせず、自分らしく学んでほしいと思っています。
ということは、しかしです。道場のほかの生徒たちの勉強を妨げたり、不必要にほかの生徒の学習に介入するような行為は、その子が自分らしく学ぶ権利を侵害することになります。このような行為に対し、私は極めて厳正に対処させていただきます。
このような意味で、国語道場の塾長である私は、「優しいですが、厳しです」と申し上げているわけです。
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