2020年03月04日 22:58

英語、ちゃんと発音してますか?

 先日終わったばかりの千葉県公立高校後期選抜学力検査。明後日が合格発表ですが、学校もお休みになってしまって、落ち着かない受験生も多いことでしょう。

 以前も言及していると思いますが、来年度入試からは学力検査の回数が前・後期の2回から1回になるだけでなく、英語だけ検査時間が50分から60分に長くなることがすでに決まっています。その要因の一つは、リスニング問題の比率の拡大があるようです。

 現時点で、前期学力検査の英語リスニングテストの配点比率は33%、ほぼ3分の1です。この比率が来年度以降大きくなるのかどうかは何ともわかりませんが、それが変わらないとしても、リスニングの時間が今よりも長くなるのはまず間違いないでしょう。今の中学2年生以下の人たちは、十分に準備をしていく必要があります。

 どんな感じの問題になっていくんでしょうね。これまでの英語リスニング問題、前期と後期とでは同じようなところとちょっと違うところがありました。前期では、英語の文章を聞き、問題用紙書かれている説明文の中で虫食いになっている単語を書かせる問題があり、後期では、数字と英語の固有名の綴りを書かせる問題が出るところが違っていました。リスニング問題の時間が長くなると、これまで前期と後期で別々に出ていたタイプの問題がまとめて出題されるなんてこともあるかもしれません。

 今回の後期のリスニングで固有名の綴りを書かせる問題では、 Vaughan という名前を書かせるものが出ました。日本ではたいてい「ヴォーン」と音写される名前です。

 これ、クラシック音楽好きの人だと、イギリスの作曲家にヴォーン・ウィリアムズという人がいますんで、「ああ、 Vaughan ね」とすぐに分かったかもしれませんが、そんな中3受験生はそんなにいませんよね。こんな名前初めて聞くという人が多かったのではないでしょうか。

 千葉学習塾協同組合では、試験当日に400名弱の受験生の自己採点結果を集めて平均点予測などを行っているのですが、この Vaughan に関しては、 V を B と書いてしまったという間違いが多かったようです。

 文字で見ると簡単ですけれども、発音は、 V は「ブイ」なんて読みませんからね。あえてカタカナで書くならば、「ヴィー」と読むのが普通です。

 V を B だと思ってしまったという人が多いということは、普段から V を「ヴィー」と読まずに「ブイ」などと呼んでいる人がいかに多いかということだと思います。有声唇歯摩擦音と言いますが、ちゃんと唇を上の前歯にちょっと当てて普段から発音しなければだめですよ。

 国語道場では、3月より英語の授業に「道場ENGLISH for 中学生」というオプションをつけられるようになりました。外国人講師とマンツーマンでスピーキングとリスニングのオンラインレッスンを受けられます。毎月必ず受講しなければいけないというものではなく、例えば夏休み中だけとか、入試直前だけとか、そんな形で受講することもできます。

 国語道場なら、多分今よりもボリュームが増える英語リスニングテストにも、しっかりと対応できます。あ、ボリュームじゃなくてヴォリュームですね。

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