親がふらふらしない
私のブログ全体のタイトルは、「思うように子は育たぬが、育てたように子は育つ」なんですが、これの意味って皆さんお考えいただいているでしょうか。
子どもがちっとも勉強せずに、一日中スマフォにかじりついてゲームをやったり動画を見たりしてばかりいる。家の手伝いをするわけでもなくだらだら過ごして翌日の準備もしたりしなかったり。忘れ物はするわものは失くすわ、部屋は散らかりっぱなし・・・。どうして朝はシャキーンと時間通り起きてきて、宿題もちゃんとやって、ピアノの練習も進んでやって、部屋もきれいに片づけて・・・とかなってくれないのかしらん。
子どもなんて、こうなってほしいと思ったところでそう簡単にそうはならないものです。しかし、その思うようにならないお子さんを育てているのは紛れもなく親の自分自身。どう考えても親の自分の影響が大きいとしか言いようがない。このブログのタイトルの格言の意味はこのようなことです。
まあ、親はつらいですね(^^;
完ぺきな親になるのは難しいですが、やっぱり感情をコントロールできない大人ではありたくないものです。子どもは不完全な人間ですから失敗もするしろくでもないことをしでかすのは仕方ありませんが、理性的な判断や行動を大人ができないというのは、言い訳もできないことだと思います。
子どもの勉強のこと、進路のことについては、まず第一に子どもの個性を認めるところから始めましょう。そしてそのうえで何をさせたいのかを明確にしましょう。それができるようになるために必要なことは何か、客観的な(うわさ話とかではない)情報を集めましょう。そうして、何をどのように実行すればより確実に目標を達成できるか考え、提示しましょう。自信がなければ、信頼のできる人から助言を求めましょう。
このように、親は大人として、子どもたちにとって司令塔的な役割があるということを認識することが大切です。東大無双の佐藤亮子ママさんは、この辺がずば抜けてしっかりと出来ている印象があります。
しかし現実には、司令塔ではなくてお子さんを振り回したりかきまわしたりする棒のような存在になってしまう親御さんも少なくないようです。
子どもが勉強もせずにだらだら過ごしていると思ったり、成績が思うようになっていないと感じたりすると、怒りや不安を抑えきれず、通信教育や塾の問い合わせに走ってしまうとか、優先順位も理念もなく習い事を詰め込んでしまうとか。ついつい子どもを振り回す方向に向かってしまいがちになる方がいらっしゃいます。
たまにあるケースなんですが、今一つ塾に何をしてほしいのかが不明確なお問い合わせ。お話をさらに伺っていくと、現在どこか別の塾に通っていると。たいてい、チャレンジとかZ会とかの通信教育もやらせています。本人はとりあえずそちらの塾は気に入っているようです。
つまるところ・・・、親御さんが不安なんでしょうね。とりあえず塾には通わせているけれども、自分が期待したように「やる気スイッチ」が入って熱心に勉強してくれるようになるわけでもない。それで、通信教育に手を出したり、他の塾に問い合わせをしたりされているんだろうと思います。
はっきり言ってこのようなケース、現在通っている塾で言われていることさえ100%きちんとこなしていないことがほとんどです。どうしてそうなるかというと、多くの場合塾に通う目標が不明確だからです。そのほかに、過重な習い事や部活動で、そもそも十分に学習時間が取れるわけがない状況であることもあります。
言うまでもありませんが、この状況で通信教育を追加したり、他の塾を追加したりすること自体が理性的な行動ではないですよね。まずやるべきことの優先順位をはっきりさせるべきです。
このようなお問合せに対しましては、国語道場は、上のように事情をご説明して入塾をお断りしております。まず、現在通っている塾でやれと言われていることを100%やり切りましょう。
ともかく、親がふらふらしていたらダメです。
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