隠し事の多い人は受験で失敗する
今月は私立高校の塾対象説明会が集中する第2のピークです(第1のピークは6月)。今週は敬愛学園高校と桜林高校の説明会に行ってきました。毎年、市内の私立高校の塾対象説明会にはすべて参加しています。
中3受験生の皆さんは、受験する私立高校はもう決まっているんでしょうか。
第一志望校が早いうちに決まっている人ほど、目標を達成しやすいと言われています。しかし、実は学力検査で合否が決まるような公立高校、難関私立高校受験の最終決定は、それほど急ぐ必要はありません。受けるか受けないかを自分で決めて、自分で出願すればよいからです。(もちろん調査書の発行に必要な時間というものもありますが。)
しかし、「保険」としての併願の私立高校と単願の私立高校、つまり中学校の校長推薦をもらって受験する私立高校ならば、11月中旬の中学校の3者面談のときには原則として受験校が決まっていなければなりません。そうすると、あと1か月とちょっとしか考える時間はないわけです。
もしまだ決まっていないということであれば、今度の月曜日(17日)に、幕張メッセに出かけましょう。千葉学習塾協同組合と私学協会共催による、私立中学・高等学校の合同相談会(スクールフェア・私学フェア)が開催されます。
「もう受けたい私立は決まっています」とか、「夏休みに学校説明会に行きました」とかいう方もいらっしゃることでしょう。
あえてお聞きします( ̄▽ ̄)
あなたの内申は推薦基準を満たしていますか?
その高校には絶対合格できますか?
併願・単願に関わらず、ほとんどの人が私立高校の受験に中学校の校長推薦を使うことになります。
内申が推薦基準に足りているかどうかわからない
確実に合格できるかどうかはっきりしていない
それならば、まだ何も決まっていない状態と言って過言ではありません。
やっぱり月曜日は幕張メッセに出かけましょう!
スクールフェアや各校の入試説明会でのあるあるなんですが、
私立高校の先生とは、「部活はどうですか」とか、「勉強は難しいですか」とか、ありきたりな話ばかりして、現状の成績では入れるかどうかといったシビアなことをちゃんと聞かない。そして12月になって、やっぱり推薦はもらえないということがはっきりして、その段階で私立をどこ受けるか考えなければならなくなる・・・。
残念ながらこうした方は毎年いらっしゃるようです。
ですから、先方の先生には、必ず現状の数字を明らかにしてくださいね。
「いや、こんな成績を知らせるなんて、恥ずかしい」とか言っている場合ではありません。「こんな成績」と思うからこそきちんと話しておく必要があるのです。
たしかに、「その内申では…」と断られることもありますが、いいじゃないですか、それくらい。むしろ、
「それでしたら、次の定期テストで頑張って、あと2つ内申を上げてください」
なんて具体的な対策を教えてもらえることが多いですよ。とにかく、内申についてはこそこそ隠さずにきちっと伝えるほうがいいです。
「今、内申が◯◯なんですが、採っていただけますか?」
とずばり聞いちゃいましょう。
千葉市の場合、前期の通知表もまだ返ってきていないところが苦しいですが、中2のものでも十分です。
先日伺った私立高校の先生のお話ですが、中学校の先生によっては、各高校が示している推薦基準を満たしていない生徒は、一切入試相談にかけないという方がいるそうです。
現実には、スクールフェアや学校説明会の個別相談などで、「それ位なら取りますよ」ということになることって結構あるんですよ。だから、こういうところできちんと相談してきている人は、「◯◯高校の△△先生が『大丈夫だ』と言ってくれています」ということを中学の先生に伝えられますよね。
でも、きちんと相談してこなかった人は、担任の先生に「駄目だよ」と言われて終了になっちゃいます。これはもったいないですね。
ぜひとも、今度の月曜日は幕張メッセに出かけて私学の先生に直接お会いになって、現状の数字を包み隠さず示して、きちっと相談しましょう。
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