2016年01月07日 20:43

歯医者さんの待合で出会ったマンガ

 昨日から授業時間が通常のものに戻りました。

 県内の私立高校の前期入試まであと10日。お昼ごろには、たくさんの中学生が、願書の提出のために西千葉を訪れていましたね。いよいよという時期になってきました。

 忘れてはいけないのは、中学1・2年生の定期テスト。おおむね公立高校前期入試と同じ時期に実施されるので、そちらもあと1か月程度と近づいてきました。

 国語道場では過去の試験範囲と現在の各学校各学年の授業の進捗などからすでに予想範囲を割り出し、試験本番までその内容を繰り返し学習する準備ができています。また、次回テストにおける生徒1人1人の目標の提出もだいたい終わりました。

 国語道場の冬期講習は時間数が多いので、部活動と並行しなければならない中1・中2生は大変なんですが、そこでの復習がさらに学力の基盤を確かなものにし、これから新しく学んでいくことの定着をよくしていきます。

 なんといっても勉強はまず量。量やってなきゃ話になりません。

 最近、道場の向かいにある歯医者さんに治療のため何度か通っていて、そこの待合に面白いマンガがあったので、道場の本棚にも全巻そろえて置いておきました。

 5年ほど前に出版されたもので、知ってはいたんですが今まで読んだことがありませんでした。歯医者さんありがとう(^_^)/

 日本語学校(生徒はもちろん外国人)に敬語を教える場面がありますが、考え方がよくまとめてあります。敬語は千葉県の公立高校入試では毎年必ず出題されるので、非常に役に立つと思います。

 こちらは日本に住む日本人の子どもたちに、いわば「日本語を教え」ているわけですけれども、外国人に日本語を教える技術やその際の苦労なんかは、かなり通ずるものがあるなあと思いました。

 あとがきに、主人公の日本語講師という設定になっている監修者(日本語学校講師)が、「成功した授業」についての質問に対し、「そんなものはない」と答えていたという記事も良かったですね。

 成功した授業を生徒が完全に理解したと定義するならば、そのような授業はなかったということです。「成功した」なんて感じたとしたら、それは自分の取り決めた手順どおりに行っただけで、実際生徒を見ていなかったということなのだと。う~ん、いいこと言いますね。

 つまるところ、生徒が本当の意味で理解できたとか、出来るようになったとかいうことは、生徒の能動的な学びに頼るしかないわけです。こちらができることなんて、基本的な知識を教え、つまづいたところを助け、叱咤激励するといったことだけ。最終的には生徒が自分自身で歩んでいくしか、学習の成就はないんですよね。

 「教える」立場の人間のおごりを戒めていただきましたm(__)m

 そんな感じで、同じような問題意識を持った人と出会えた喜びもありつつ。

 日本語の言葉の由来とか、面白くてためになることもたくさん書かれているので、休み時間なんかに気軽に手に取ってみてね。

 

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