Vもぎ(実力テスト)の「対策」はするな
これもたまにいただくご質問なのですが、
Vもぎの対策に何をやったらいいですか?
というものがあります。
「Vもぎ」は最近はほとんどの場合県立そっくりもぎという名称になっていることが多いですね。この質問は、Vもぎに限らず、全国や全県規模の偏差値が出たり、志望校合否判定が出たりするような実力テストに向けて、どのような勉強をしたらよいかとお尋ねになるものだといえます。
この記事のタイトルで出オチ感がありますが、国語道場の生徒ならば、「実力テストの対策」として個人で何か特別なことをやる必要はありません。国語道場では、実力テストを毎年4月・8月・1月の年3回実施しております。いずれも春期講習・夏期講習・冬期講習のまとめとして実施していて、講習の内容はその時期までの総復習になっています。すなわち、国語道場での学習は、おのずと実力テスト対策の学習になっているというわけです。したがって、個人で何か特別にやらなければいけないということはありません。強いて言うならば、道場で教わったこと、注意されたことをよく守り、出された課題をできるだけ完ぺきにやってくるように心がけることになるでしょう。こうした努力を継続的に行っていただければ、基本的に成績は長期的に上がっていくはずです。
入試というものは、たいてい思いもしないような、事前の対策をしようのない問題が出されるものです。千葉県公立高校入試の数学の最終問題なんかもそうですし、私立の上位校の入試問題もそうです。そういう時に、
「あ~、こんな問題やったことがないからできないわ。終わったわ。」
というのではなく、
「ちょっと見たこともないようなタイプの問題だけれども、これまでに勉強したことを使って解けるように作られているはずだ。」
という風に頭を切り替えて、正解にたどり着ける糸口を見いだせるような力を養うことが大切だと思います。そしてそのような、地頭を鍛えるような勉強こそが本当の意味で対策といえるものではないでしょうか。
ではどうすればよいか。逆説的ですが、実力テストの事後の見直し学習こそが最も有効だと考えます。実力テストを受けたら、そのままにしないで、必ずすべての問題の解きなおしを行いましょう。テストのときにできなかった問題については、どのような考え方や知識を使う必要があったのか確認しましょう。正解だったものについても、自分はその問題について本当に理解しているといえるのか検証しましょう。
こうした勉強が、易問を取りこぼさずに得点し、難問でも正解に至る道筋が頭にひらめく頭脳を手に入れることができる経験になります。
とはいえお子さんに何も働きかけずにテストの見直し学習なんて面倒なことはなかなかやろうとしないでしょう。国語道場では、小学生と中3受験生に対し、半強制的にテストの見直し学習をやらせています。
小学生は、テスト見直し学習だけでなく、再テストまで実施して、改めて成績表を発行するところまでやっています。
中3受験生は、県立そっくりもぎの当日に、テストの見直し学習をやらせます。今度の日曜日(6日)に、国語道場の中3受験生は県立そっくりもぎを受験しますが、その日も午後3時より、県立そっくりもぎ見直し会を実施します。
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